「海のおくりもの」 みんなの声

モードの網にかかったのは贈り物なんかではなかったですね。
つかの間の夢を見させてくれたけれど、上流階級の暮らしはモードを落胆させました。
現実はこんなものだと言いたかったとしたら、ひどいつぼです。
「おくりもの」というタイトルと、違和感のある絵本でした。

出久根育さんを彷彿とさせる絵。こういう絵の感じって幻想的な話が似合うようです。

モードの生活は海で見つけたつぼから少しずつ変わっていきます。

豊かな暮らしか地に足のついた生活かというのは今の心のあり方を問われそうです。

大人っぽいお話なので、大人の方がより深く感じそうでもありますが、高学年ぐらいであればいいのかなって思いました。