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くまとやまねこ」 みんなの声

くまとやまねこ 作:湯本 香樹実
絵:酒井 駒子
出版社:河出書房新社
税込価格:\1,430
発行日:2008年04月
ISBN:9784309270074
評価スコア 4.71
評価ランキング 1,418
みんなの声 総数 68
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68件見つかりました

  • 死にむきあう

    大好きな小鳥が死んで、小鳥とずっと一緒にいるために死んだ小鳥を小箱に入れて持ち歩くくま…くまからそれを見せられたときの他の動物たちの気持ちも分かるし、クマの気持ちも分かる。人間でも可能ならこうして死んだ大切な人と一緒にいたいと思うのでは?くまがやまねこに出会えてよかったなぁとおもいました。

    投稿日:2024/02/17

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  • 辛い気持ちに寄り添う

    表紙の何だか悲しそうな絵になかなか読めないでいた本でした。
    でも、読んでみると、友達の死という重いテーマでありながらも不思議と前向きになれる絵本でした。
    最愛の友を亡くしたくまさんに、みんなは、辛いだろうけれど早く忘れなきゃと言います。
    だけど、くまねこだけは、本当に仲が良かったんだね、随分さびしい思いをしているんだね、と。
    確かに前に進む為に忘れようとすることも大事かもしれませんが、こんな風に自分の気持ちに優しく寄り添ってくれること。これだけで、こんなにも前向きになれるんですよね。分かるような気がしました。

    投稿日:2021/01/01

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  • いつも一緒に

    湯本香樹実 さんのやさしさを感じる、心に沁みる作品です。
    酒井駒子さんの絵が素晴らしいです。
    ことりとくまが、なにげなく交わした会話の中に、どのくらい相手が好きかと言うことが感じられます。
    くまが誰とも会わずに、ことりのなきがらをいれた箱を持って
    引きこもってしまう様子、つらいですね。
    読んでいて、自分の想いでとか考えてしまいました。
    クマがヤマネコに出会ったことで、新しいことを始められて良かったです。
    ことりもクマと一緒に旅をしているのでしょう。

    投稿日:2018/02/16

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  • せつなくて優しいお話

    以前書店で立ち読みをし、胸が締めつけられるような気持ちになったのを覚えています。
    それから数年後、かわいがっていたペットが他界しました。悲しくて寂しくてつらい日々でした。生きているうちにもっと何かしてあげられたのではないか、と自分を責めたりもしました。そんな時にふとこの本を思い出し、取り寄せて読み返してみました。
    せつない気持ちがあふれて涙が止まりませんでしたが、なぜか救われるような癒しも感じました。自分だけではなく、皆に別れはやってくるのだと悟ることもできました。私にとっては救いの一冊です。

    投稿日:2015/10/26

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  • 絵本から音が感じられた

    • ゆきぽんずさん
    • 40代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子11歳、男の子7歳

    「くまとやまねこ」を読んだとき、
    とても新鮮な感動を覚えました。

    絵本から音が感じられたのです。

    なかよしのことりの死に直面し、
    生きる希望を見失ったくま。
    すべての音を失ってしまったかのような
    静の世界から物語は始まります。

    しかし、やまねこに出会ったことで、
    少しずつくまの心は開かれていきます。
    くまの心の変化とともに、
    物語は動の世界に変わり始め、
    さまざまな音色が絵本から伝わり、
    モノトーンだった絵に優しいピンク色が添えられるようになります。

    音大出身の湯本さんと
    幻想的な美しい絵を描かれる酒井さん、
    二人だからこそ作り出せる素晴らしい世界観がありました。

    投稿日:2015/04/28

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  • 切なくて美しい

    • ととくろさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子5歳、女の子1歳

    酒井さんの絵は大好きなので
    この絵本も手に取りました。
    初めて読んで冒頭の展開にびっくりしましたが、
    数度読み返してみて改めて感想を書いてみます。

    大切な友人を失ったくまがやまねこに会い、立ち直るまでのお話です。
    しんだことりを小さな箱に入れて持ち歩くくま。
    切なさに胸が痛くなります。
    ほとんどが黒一色の版画のような絵です。
    ぼんやりとしたかたちに
    細部まで目を凝らして、表情をみてしまいます。

    くまはやまねこに会わなければ閉じこもったままでした、
    偶然の出会いがくまを前進させたのですね。
    その奇跡のような二匹の楽団はあなたの町にもくるかもしれません。
    そんな嬉しい結末時には、
    その風景絵が心に浮かぶ気がします。
    きっととても晴れ晴れとした気分で聞く、美しく楽しい音楽でしょう。
    物語に浸れる絵本です。

    投稿日:2014/09/26

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  • 死を受け入れること

    とても悲しくて、とてもつらくて、でもとても前向きになれる絵本でした。
    大切な人を亡くしたとき、どう感じるのか、どうするのか、私には検討もつきません。考えたくもありません。
    くまが、大切な親友の小鳥を亡くして、その死を受け入れるまで、心が千切れそうになるほど、悲しさが伝わってきました。死を受け入れ、死を乗り越えるくまの姿に心を打たれました。

    投稿日:2014/06/30

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  • きょうを愛すること

    ストーリーは辛く悲しいです。でも最後には希望も見えてきます。

    もし、最愛の人を亡くしたら…
    私はきっと、くまくんと同じようになってしまうんだろうな
    ずっとどこにいても重く寂しいんだろうな
    食べる事や眠る事さえ苦しいんだろうな

    「辛い悲しい苦しい寂しい」こんな感情、きっと受け入れられません…

    ページをめくる度に、くまくんの悲しみが痛い程に伝わります。
    本当にくまくんの周りだけ時が止まってるように見えました。

    くまくんはやまねこと出会って、新たに生きる希望を見つけました。
    やまねこが奏でた音はどんなだったんだろう。
    きっとくまくんの心を救い上げてくれるような、優しいメロディだったんでしょうね。

    ことりとの楽しい日々、蘇る記憶、所々に付けられている色がくまくんの時間を動かしていくように感じました。

    ことりの言葉が好きです。
    「ぼくはきのうの朝より、あしたの朝より、きょうの朝がいちばんすきさ」
    ことりは分かってたのかもしれない。
    だからくまくんに伝えたのかもしれない。
    くまくんに乗り越える強さを、最後に教えてくれたのかもしれません。

    死にゆく者、残された者、乗り越えた者
    それぞれに学ぶものがありました。

    投稿日:2013/10/21

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  • なかよしのことりが死んでしまって かなしみ一人閉じこもってしまったくま(気持ちがわかるだけに つらいものが有りました)
    最愛の人との別れ どの人も誰もが経験することですが やはり 読んでいると涙が出てきます

    悲しみが伝わってくるのです(悲しいとき流す涙の大事さを思います)

    湯本さんのお話の展開がまるで 映画を見ているようです

    ことりとの楽しかった思い出 
    二人で話した「きょうの朝」の大事さ 
    「ぼくはきのうの朝より、あしたの朝より、きょうの朝がいちばんすきさ」この言葉がこころに残ります
    きょうという日は二度とないのですから・・・・

    くまが 閉じこもり悲しみから乗り越えるのには時間が解決してくれるように思いました
    それから おひさまや 風 草のにおい 白い雲 これらの自然のめぐみは こころを癒してくれる大切なものです
    人は自然のめぐみにどれだけ助けられることでしょう

    そして 出会い やまねこは バイオリンを奏でてくれました
    このやまねことの出会いがくまを前に向かわせてくれたのですね

    ことりを土の中にかえして葬ってあげました
    思い出を心に刻み込み そして やまねこと旅に出るのです

    映画のストーリーが見事に絵本にされたと思いました(酒井駒子さんの絵も効果的でステキでした)

    「くまとやまねこ音楽団」いまでも世界のどこかを じゅんぎょう中とのことですから・・・・
    出会えたらうれしいな〜
    いいメロデーの音楽を聴かせてください!

    夢をもって生きていくことの大切さを感じつつ・・・・

    投稿日:2012/05/29

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  •  大きな悲しみは、回りからいろいろなぐさめられても、すぐには
    癒えるものではない。
    ゆっくり時間が過ぎていって、少し希望が持てるぐらいの
    心に落ち着いて、自分から前へ進んでみようかな?と思うと、
    その悲しみも、すごくいい思い出になるっていうのが、酒井駒子さんの
    絵とともに伝わってきました。
     大人になって読んだ本で、初めて泣いた絵本です。

    投稿日:2012/05/22

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