織茂恭子さんの絵本を何冊か読み、気にいったので、作者で検索。
探した絵本です。
「もうあきたなんていわないよ」の題名と、手をひかれる男の子。
よく、つまんない、つまんないを連発するわが子を思い浮かべ、そんな孫をどこかに連れていく話かと思いきや...
「もう飽きた」
とぼやくのは、実は、おばあちゃんの方。毎日同じことの繰り返しで、生きるのに飽きてきた、というのです。
だけどね、おばあちゃんにも、まだまだやることはいっぱいあるはず。
おばあちゃんに蘇ってきた昔の姿。
食べることに一生懸命だった頃、戦争でつらい時をすごした頃、楽しかった先生時代、やんちゃだった子供時代。
どんな人にも、その人生にはそれぞれの歴史があるんだなぁ、と。
おばあちゃんの昔の回想シーンは、6歳の息子には、ピンと来なかったようです。
でも、うちもおばあちゃんと一緒に暮らしているので、
「おばあちゃんも昔はこんなだったの?」
自分のおばあちゃんと重ねあわせて、聞いていたみたい。