今回は、山中春雄さんの絵のほうを読みました。
ノスタルジックな絵で、とっても不思議なそして魅力的な絵にひきつけられました。
お話は、勘違いしていたことがわからない人間の浅はかさが象徴された内容ですね。
小さなぞうさんを連れてかえって、王さまの子どもといっしょに遊ばせたことが、よかったよかったって書いてあるんですけど、どうかな?ぞうさんは、親と離れ離れになってかわいそうなんですけど。また、卵探しのときに、動物を銃声でおどかしている場面があったのに、よかったよかったでしめくくるのはどうかな?と、まあ、言い出すと話が成立しなくなりますね。絵を楽しみ、ぞうのたまごなんてないんだ!ってことを知って笑う。この本の意図はそこにあるんだと思います。