「とんことり」 みんなの声

東京都目黒区の図書館で推薦されていたのがきっかけで読みました。最近読んだ本の中で一番良かったです。友達になりたいと思う気持ち、直接言えないから違う方法で試すのですが、それがなんとも心に響きます。林明子さんの絵も、心温まるぬくもりのある絵で本の魅力を増しています。

おひっこししてきて知らない人ばかりの中で
かなえちゃんには郵便受けの“とん　ことり”が
不思議でありワクワクであり楽しみになります。
それはタンポポだったりスミレだったり
折り紙のお人形だったり。
とんことり・・・の主を突き止めたいかなえちゃんと
読んでいる娘の気持ちがピタリと合うようで
娘は息を飲んでお話の行方を気にしています＾＾；
最後の２Ｐに渡って笑顔で遊ぶ二人の女の子の様子が
あまりに楽しそうで温かい気持ちになります。
お友達が出来る瞬間ってとってもいいものですよね。
それを少しは娘も分かっているようです＾＾

引っ越したばかりの、新しいオウチのポストに
お花やお手紙が届けられ･･･

それは郵便やさんではなく、新しいお友達から。
何だかとってもワクワクしてしまうお話でした。

引越しって、とても不安で淋しい感じがするけれど
この絵本を読めば、何だか新しいお友達を作るのが
楽しみになってくると思います。

引越しするお友達がいたりしたら
是非、読んであげたい１冊です。

筒井さんと林さんの最強コンビの名作ですね。

娘は、この絵本を読んで以来　「自分もバッテンのお洋服（背中にクロスされたつりスカート）が着たい」と何度も何度も催促されて、とうとうかなえちゃんと同じような洋服を探して購入しました（＾_＾；）　
なおかつ、「かなえちゃんみたいな髪型にしたい」というので　同じように　後ろでみつあみをしてあげています。
すっかりかなえちゃんもどきになって　満足しています。

我が家は　転勤族なので、いつ引越しと言われてもおかしくない状況。そんな時　この絵本ですこし理解しててくれればいいなぁと思い、購入していました。まだ小さいので理解は難しいけど、最後のページみたいに新しい友人と笑顔いっぱいになってほしいなぁ！！

引っ越し先の新しいおうち。とんことりの音がしてすみれの花がとどきました。そのあともたんぽぽ、手紙と届きます。誰からかな？どうしてかな？とどきどきします。女の子と出会えていっしょに遊べた時の二人の女の子の笑顔はとってもすてきでした。よく見ると女の子は幼稚園のシーンでもかなえちゃんのことをみていたからこれかもずっと仲良くたくさんの時間を過ごしていくんだろうなとほほえましく思いました。

引越しの経験がなくても
絵本を通して環境が変わることの心細さを
子供の目線で体験できる本です。
引越ししてきて友達のいない子に
毎日かわいらしいプレゼントを届けに来る、
こんな優しいお友達がいたら素敵ですね。
こんな優しい子供に育ってくれたら、いいなと思いました。
読み聞かせていたら
最後に二人で遊びに行くシーンで、
子供の表情がパッと明るくなりました。

「とんことり」ってなんだ？
と読み進めていくと、すぐにわかりました。
郵便受けに物が入る音なんです。
引っ越してきたばかりでお友達のいない女の子、
対して、お友達になろうとする子。
そのやり取りが郵便受けで繰り広げられます。
林明子さんの少女の絵は、いつもなんともいえない優しさを持っています。
ストーリーの優しさともあいまって、
ジーンとしてくる物語です。

とんことりって　どういう意味かなぁ？
って思っていましたが、「音」の表現だったんです。
引越しして初めてのところでの届く贈り物。
お花やお手紙ってところが身近でとてもいい。
それらが自分に来てたって　解ったときは私も嬉しくなってしまいました。

プレゼントを贈ってくれたお友達も、主人公のかなえちゃんと仲良くなりたいけどもじもじしてしまうところなんて　とても親近感があっていいです。
最後の飛び切りの笑顔で二人で遊んでるところは　読み手もかおがほころびます。

とん　ことり

トン　小鳥♪？
　
題名から想像出来ないお話でした♪
とん　ことり♪

郵便受けにプレゼントや手紙が落ちる音だったんですね♪
新しい土地に来て　淋しい思いをしてたかなえちゃんに！
素敵な友達が出来ました♪

ラストのページの二人の「極上の笑顔♪」が！
ほんわか♪優しくて♪私まで嬉しくなりました♪

主人公かなえが引越してきたその日から同時進行で
始まった２人の女の子の想いが、温かで優しい挿絵から、
とてもよく読み取れて、最後に２人が出会った時には、
読んでいる私も嬉しさで胸がいっぱいになります。

長男は、こういう女の子らしい絵本は
あまり好まなくなりました。

でも、どこか懐かしさを感じる林さんの絵が
私は大好きなのです。
だから、この絵本も私のコレクションの１冊。
幼い頃、何度も引越しを経験しているので、この絵本には
母である私の方がジーンと胸を打たれっぱなしなのです。