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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

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ちいさなもみのき」 みんなの声

ちいさなもみのき 作:マーガレット・ワイズ・ブラウン
絵:バーバラ・クーニー
訳:上條 由美子
出版社:福音館書店
税込価格:\1,210
発行日:1993年10月
ISBN:9784834011623
評価スコア 4.72
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みんなの声 総数 46
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46件見つかりました

  • 成長

    もみの木の成長と子供の成長が重なる
    ちょっと異色のクリスマス本です。

    決して色彩豊かではない絵本のタッチが
    おごそかなクリスマスの雰囲気とマッチしています。
    お話の中に楽譜つきで歌ものっていて
    クリスマスの雰囲気を盛り上げます。
    あくまで主人公はもみの木で
    もみの木目線のお話の進行がまた斬新です。

    静かに静かに読みたい、そんな気持ちになるクリスマスの一冊です。

    投稿日:2011/11/26

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  • 願い

    足の悪い男の子をなんとかして歩けるようにと祈る父親の思いが伝わってきて切なくなります。小さなもみの木に、クリスマスの時期にもみの木を綺麗に飾り、もみの木の前でクリスマスキャロルを歌い、もみの木は春まで男の子の部屋で過ごしてから、森に植えられて段々と大きく成長していきます。おとうさんの願い、家族の願いが叶って結末には、あの足の悪い男の子も歩けるようになって森のもみの木に会いにくるのです。嬉しくて感動して涙が止まりませんでした。もみの木が心配して、もみの木が独りぼっちで寂しい思いをしている時に、カンテラを持った男の子を子供たちの先頭に発見した時の嬉しさも伝わってきました。冬を過ごすうちに男の子ともみの木に友情が芽生えたのだと思いました。
    とても素敵なクリスマスの絵本でした。今年のクリスマスに孫にプレゼントしたい絵本です。

    投稿日:2011/03/01

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  • 大人にも

    子供の絵本を探していて出会った本です。マーガレット・ワイズ・ブラウンさんの本が好きなので読みました。クリスマスのもみの木と男の子のお話。冬のクリスマス時期に読むと良い作品だなと思います。大人でも十分に楽しめる深い内容です。絵も素晴らしいです。

    投稿日:2010/09/21

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  • お父さんのセリフがいいんです。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子14歳、女の子10歳

    特別、大きな盛り上がり上がるわけではありませんが、
    森の中のちいさなもみの木と、足の不自由な男の子との、
    しっとりとした友情を描いた作品だと思いました。

    男の子ともみの木をつなぐものとして、男の子のお父さんが登場しますが、このお父さんのセリフがとてもよかったです。
    「おまえはこれから、すばらしいおいわいにいくんだよ。
     …そして、はるがきたら、おまえを みつけたところへ 
     つれていって、また うえてやるからな。
     わたしのむすこと いっしょに、おおっくなっておくれ。…」

    この言葉があるから、もみのきは男の子のところへ行くのが楽しみになったのではないかと思いました。
    だから、男の子の足が治った年のクリスマスに、お父さんが「自分」を男の子に連れて行ってくれないのを、とても不思議に思ったに違いありません。
    キリスト教徒ではありませんが、
    ちいさなもみの木のところへ、足の治った男の子がやってきて、
    クリスマスキャロルを歌ったところは、ジ〜ンとなりました。
    ぜひ、クリスマスの時期に、もみの木の前でこの絵本を読んであげたいですね。
    幼稚園くらいから小学校高学年くらいに、お薦めします。

    投稿日:2010/03/20

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  • 色は4色だけ、でも暖かい絵本です

    • doruさん
    • 40代
    • その他の方
    • 兵庫県
    • 姪9歳

    薄い絵本ですが、内容は静かなクリスマスの夜に読むのにふさわしい絵本です。
    7年の間、森から離れてたっていたちいさなもみのきは、男の人によって掘り返されて男の子のもとにいきました。このもみのきも野原にいたときは森から離れて仲間といっしょじゃなくて寂しかったでしょう。男の子も身体が悪くて同じ年頃の子どもと触れ合うことも少なかったと思います。寂しいもの同士が巡り合ったときお互いに共感できたのじゃないかなと思います。黒と青と緑と赤の色だけを使ってもこの本は暖かい絵本です。

    投稿日:2010/02/18

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  • もみの木に込められた思い

    • おしんさん
    • 40代
    • ママ
    • 鹿児島県
    • 男の子23歳、女の子21歳、男の子18歳

    まだ、一粒の種だった時、種は空を飛び、森を越え、野原の土の上に落ちました。やがて芽を出し、いくつもの季節が頭の上を通り過ぎていきます。ぽつんと森から外れ、仲間の所に行きたいなと思っていた小さなもみの木の所へ、ある日、男の人がやってきて、根っこから掘り起こし、病気で外に出ることのできない息子の部屋に連れていかれ、飾りを付けられ、クリスマスツリーになりました。

    おとうさんの息子を思う気持ちが、もみの木に伝わっていたと思います。きれいに飾られ、クリスマスキャロルでの祝福、やがて春になると、森の元の場所に戻してもらえる心遣いが、心に響きました。小さなもみの木は、自分の役目を与えられ、出番を待っている気持ち、ほんとうに切なくなりました。
    もみの木に込められた思いが、お話の結末へとつながっていきます。
    落ち着いた色遣いや、画面の雰囲気、そして音を感じながら、品のあるクリスマスを味わうことができます。

    投稿日:2010/01/25

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  • 温かな結末。

    父親がどんな思いでこのちいさなもみのきに話しかけていたことかと
    思うととても切ないです。
    仲間から少し離れているもみの木に彼の子供を感じたに
    違いないのでしょう。
    それだけに父親がもみの木の所に来ないシーンは先に読み進むのが
    怖くなりました。
    でもラストは胸が温かくなりました。

    投稿日:2010/01/19

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  • 娘は好き

    • ほしのさん
    • 30代
    • ママ
    • 広島県
    • 女の子4歳、男の子1歳

    地味な絵本だとは思いますが、何故か娘は好き。
    地味目な絵本は、娘はあまり好まない傾向があるのですが、この絵本が好きというのは、親として嬉しく思います。

    歌がいくつか出てきますね。
    楽譜が読めない私が、何とかがんばって楽譜をたどってみると、最初の歌は、メロディーは多分有名なあの曲と思うんだけど、他の曲は・・・。適当に歌うというか唱えてますが、こういうのは読みにくいです。

    男の子のお父さんがいつまでもやって来なかった。そういうのを、子どもはどう感じるのでしょうね。
    とにかく、悲しい理由でなく、嬉しい理由でよかったです。

    やはり、キリスト教圏のお話ということで、クリスマスの趣が違うと感じますが、宗教的過ぎず、そういう意味では読みやすくてよかったと思います。

    投稿日:2009/12/30

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  • クリスマスの本はたくさんあります。「もみのき」を扱った本もたくさんあるのですね。それらの本を読んで、「もみのき」は「もみのき」であってクリスマスツリーではないと言うことを感じました。ましてや、切り倒した1年きりのものではないと言うことです。
    このお話も、もみのきを元も場所に戻すところがとてもあたたかく感じました。ラストシーンもとても心あたたまるもので、静かないいクリスマスのお話しだと思いました。
    こどもの読みきかせにはどうかなあ・・・と思いますが、とってもいいお話しだと思いました。

    投稿日:2009/12/13

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  • 神は、人のみをつくられたわけではない

     『にぐるまひいて』のバーバラ・クーニーさんの絵ということで手に取りました。

     森の外れの大きな緑の木々から少し離れたところに、小さなもみの木が、少し淋しげに立っていました。
     七度の四季が通り抜け、その冬にもみの木は、足の悪い男の子の家へ冬の間運ばれて、クリスマスを過ごします。
     春には森へ戻ります。
     毎年冬に、男の子のお父さんがもみの木を家へ連れにやってきました。
     読んでいて、『もみの木がもっと大きくなったら、これは大変だな』と思いました。
     でも、ある年の冬、お父さんがやって来ません。

     もみの木と同じ気持ちで、男の子の安否が気になりました。
     ドキドキで、ページをめくりました。
     
     なんてあったかい清らかなお話でしょう。
     子を思う親心、人間を気づかうもみの木の心、様々な心の通い合いにうたれました。
     ラストのもみの木へつるされた、鳥たちのための飾りに、これが“クリスマスのこころ”だなと教えられました。
     神は、人のみをつくられたわけではないのだと改めて気づかされました。
     詩的な文体にひきこまれ、四季の美しい情景を思い浮かべながら読みました。
     クーニーさんの絵は、このお話をより素敵なお話にしていると思いました。

    投稿日:2009/12/03

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