この作品『BARBAR AND THE FATHER CHRISTMAS(BABAR ET LE PERE NOEL)』との出会いは、息子が3歳のときにパペット・シアターで見た人形劇が最初でした。以来、日本語でも読んでみたいなあと思っていて、やっと今年のクリスマスに実現できました。人形劇の方はとてもよくできていて、毎年『くるみ割り人形』かこの『ババールとサンタクロース』が当地の子どものクリスマス風物詩のひとつに数えられているほど。わたしも満喫したのを覚えていますが、絵本の方も息子と涙を流して笑うページがあり楽しかったです。ババールシリーズの中では一番おもしろい、と家ではかなり高い評価になっています。
お話は、ぞうの国にもサンタクロースに来て欲しいと願うババールがサンタクロースを探しに行くというもの。その道中のエピソードが笑えます。特にねずみが小さなサンタクロースのお人形と遊ぶというところ。あとサンタクロースに似たおじいさんの名前。ねずみの場面は何度も何度も息子から「もう一度ここ読んで」とリクエスト。ねずみらしい声で読み、大笑いでした。サンタクロース人形が(イラストが切れてしまっているけれど)最後に再登場するのもかわいかったです。
ババールやサンタさんのおとぼけの表情が好きです。お話はちょっと長め。就学前後のお子さんから。