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宮沢賢治の絵本 いちょうの実」 みんなの声

宮沢賢治の絵本 いちょうの実 作:宮沢 賢治
絵:及川 賢治
出版社:三起商行(ミキハウス) 三起商行(ミキハウス)の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2008年10月
ISBN:9784895881197
評価スコア 4.45
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みんなの声 総数 37
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  • 旅立ちの日!

    いちょうの実が、旅立つ様子を綴った、不思議な視点の作品です。

    いちょうの実に「旅立つ日」が実際にあるのかどうかはわかりませんが、
    そういえば、ある時期がくれば一斉に落ちている、いちょうの実。
    もしかしたらこの作品のように、いろんなやりとりがあっての旅立ち
    だったのかと思ったら、なんだかいちょうの実を見る目が変わりそうです。

    それにしても、いちょうの実がとてもかわいらしく描かれています。
    旅立ちという初めての経験を前に、期待や不安でどきどきしている
    様子がとても伝わってきて、その時がくるまでをドキドキしながら
    読むことが出来ました。

    一番最後のページ、おまけのように描かれた絵に、思わず、
    「ここにあったんだ〜!!」と声に出してしまいました。
    何が描かれていたかは、読んでからのお楽しみ。

    いちょうの実、北風、お日様、あらゆるものが擬人化されていて、
    不思議な視点の作品でした。

    投稿日:2012/06/01

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  • いちょうの実はいちょうの子供

    今の季節にぴったりだと思い、図書館で借りてきました。

    この作品は、銀杏の実が幼児くらいの設定で擬人化されており、その子供(実)たちの旅立ち(木から落ちる)までの心の揺れ動きを描いた作品です。及川賢治さんの絵がまた可愛らしく、いちょうの実たちの会話にぴったり合っていると思いました。
    親の立場からみると、いちょうの実がどの子も愛おしく感じられ、一言も言葉を発しない銀杏の木(お母さん)の心情を想像してしまって少々切なくなるのですが、実たちの会話をみると、女に子はおしゃまさんだったり、男の子はちょっとお兄ちゃんぶったり、ととても可愛らしいです。
    宮沢賢治さんの作品はまだ4歳児には難しいかな?と思いつつ、この絵本はわりと分かりやすい表現が多かったので、子供に見せてみました。
    「いちょうさんのお話だよ。読んでみる?」と誘ったところ、表紙をしばらくジッと見ていたかと思うと、ふっとその場を離れてしまいました。
    表紙、中身とも色は着いてはいるけれど、子供の目には「黒」が印象的に映ってしまったのでしょうか…。

    また時期をみて、読み聞かせてみたいと思います。

    投稿日:2010/11/01

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  • 臭いだけかと思っていましたが

    絵本ではじめて読みました。今の季節にぴったりの話ですが、秋の話というだけでなく、子供の旅立ちの話でもあるのですね。子供たちのそわそわした落ち着きのない不安な会話が切なく感じます。

    それに対して母である木は一言も発せず、じっと立っています。思えば、去年も一昨年もこうやって子供たちを送り出してきたのですから、少しは慣れているのかもしれません。

    いちょうの実を擬人化した絵は良いのかどうか分かりません(話そのものでも、服を着たり、食べ物を食べたり、擬人化されていますが)。また、すこしばかり幼稚に描き過ぎではないかとも感じました。いちょうの実を連想しにくい絵だからかもしれません。でもそれ以上に木の形が気になりました。いちょうの木はこんなに丸いのでしょうか。もっと背が高い印象があります。そのあたりも実物を連想しにく原因かもしれません。

    子供がこれを読むのはいつ頃なのか分かりませんが、時期がきたら一緒に読んでみたいと思いました。

    投稿日:2010/10/28

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  • 雰囲気

    100%さんのファンなので購入。
    宮沢賢治の本って薄暗い絵の印象があったので
    ガラッとかわって
    雰囲気がちがっていて
    とても新鮮でした。

    こういう絵でも話と合うんだなと思います。

    他の話もよんでみたくなりましたよ。

    投稿日:2010/10/22

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  • ぎんなんたちの会話

     いまの季節にぴったりの絵本でした。
     ぎんなんの旅立ちのドラマです。とびたつ前の不安と期待が、よくわかります。
     ぎんなんの旅立ちを助ける、北風と太陽の顔がいい感じです。

     「おかあさんを悪く思っちゃ、すまないよ」
     「どうしても見つけないと、いけなくてよ」
    なんていう言葉も、ほんわかしていいです。
     ぎんなんたちは、本当にこんな会話をしているのかもしれないなと楽しくなりました。

    投稿日:2010/10/20

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  • 近づく旅立ちの日

    • 10月さん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子4歳

    いちょうの木はお母さん。
    いちょうの実は子供たち。

    いちょうの実って、あの秋になると黄色く独特の香りで匂う、あの実です。
    ちょっと擬人化されて、みんな幼稚園児くらいの「ぼく」「わたし」。
    木から離れていく「旅立ちのとき」はもうすぐそこ。

    静かに佇むお母さんの木。一言も発することなくじっと。
    旅立ちのときを感じてザワザワするこどもたち。期待と不安。

    モノトーンの静かなお母さんのページと
    黄色い色が楽しげな子供たちのページ。
    それぞれの心情が伝わってきます。
    そしてどんどん時が熟していく緊迫感も。

    宮沢賢治は銀杏の木を、こんなふうに想像して見上げていたんですね。
    なんて豊かなイメージ。
    子離れのとき、自立のときはまだまだだけど、
    いずれ来るそのときはこの木のように静かにむかえるのだろうかと
    ちょっと切なくなりました。

    投稿日:2009/10/13

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  • お話も絵もとっても可愛い!

    とても読みやすく、可愛らしいお話でした。及川さんの絵がまた可愛らしくてぴったり!
    宮沢賢治ってこんな話も書いていたんだなぁと思いました。
    いちょうの実たちの旅立ちの不安と期待の混じった会話が何ともおかしくて、可愛くて思わずクスッと笑ってしまいました。
    反対にお別れしなければならないお母さんの悲しい気持ちも表現されていて、そこはやはり宮沢賢治だなと思いました。
    いちょうの実たちの会話が主で難しい表現などはあまりないので、子供にもわかりやすかったようです。
    宮沢賢治入門におすすめです!

    投稿日:2009/09/08

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