あまりにも有名なこの仕掛け絵本。私は正直、ちょっとなめてたし、大人根性で「あざとい」とさえ思っていて、案の定、娘が10ヶ月くらいのときに見せてみて、あまりの食いつきの悪さに「こりゃだめだ」とさえ思っていました。
ところが、まもなく2歳になろうかという頃再度見せてみたところ、なんのなんの、娘的には、ものすごくはまったようです。
何度も「読んで」とせがまれ、挙句の果てに、2歳3ヶ月の今、自分で読むようになりました。もちろん文字はわかりませんから、何度も読むうちに暗記してしまった文を、声を出して元気に読んでいます。ページをめくりながら、私が声を出して読むと「自分で!!」といって怒る始末・・・。
娘のはまり具合を見ていると、王道といわれる絵本が、長く永く読まれて、刷数を重ねていくのは、理屈じゃない何かすごいパワーがあるんじゃないかと思った一冊です。