かんがえるアルバート ぼくのじかん」 みんなの声

かんがえるアルバート ぼくのじかん 作・絵:ラニ・ヤマモト
訳:谷川 俊太郎
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:2008年08月
ISBN:9784062830171
評価スコア 4.5
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みんなの声 総数 9
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  • 時間を止めたい少年の哲学冒険

    『かんがえるアルバート ぼくのじかん』は、「世界一みじかい哲学の本」シリーズの一環で、時間と自由について考えるアルバートの物語です。アルバートは、遊びたいのに親に何度も止められる経験から、「とまれ!」と叫びながら、時間を止めることができたらと想像します。

    この絵本では、アルバートが夜空を眺めながら自由に思索を巡らせる様子が描かれています。誰にも邪魔されない静かな時を過ごしながら、彼の思考は次第に広がりを見せ、無限の宇宙へと飛び立っていきます。そして、その日の終わりには、考え疲れて眠りにつくアルバートがとても愛らしい姿で描かれています。

    ラニ・ヤマモトの生き生きとした物語と、谷川俊太郎の翻訳による鮮やかで楽しい絵は、ちょっと難しいテーマをもアクセシブルで魅力的なものにしています。この絵本は、子どもたちが自分自身の時間をどう価値づけるかを考える良いきっかけを提供し、日常の中で「時間」とどう向き合うかについて一緒に考える機会を与えます。

    『かんがえるアルバート ぼくのじかん』は、ただの物語を超えて、子どもたちにとっての思考の楽しさとは何か、そして日常の一瞬一瞬をどう大切にするかを再発見させる一冊です。小学校高学年の子どもたちや哲学に興味がある人々にとって、特に楽しい読書体験を提供してくれると思います。

    投稿日:2025/01/15

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  • どんどん広がって

     世界一みじかい哲学の本シリーズです。
     アルバートがなにかをしていると、パパやママに止められしまう。
     アルバートの「とまれ、とまれ、とまれ、、、、」の声がきこえてきそうでした

     夜空を見ながら、ずっーと考えるアルバート。夜空のようにアルバートの考えも、どんどんひろがっていきます。だれにもじゃまされない、ぼくのじかんです。

     考えながらねむってしまったアルバートが、ほほえましいなと思いました

     ちょっとむずかしいお話、さわやかな色の楽しい絵でよくわかりました

    投稿日:2014/05/27

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  • 子供の視点

    • お豆腐さん
    • 30代
    • ママ
    • 北海道
    • 男の子5歳

    アルバートの視点で生活が描かれています。いつも、息子に「早くしなさい!」「御飯だよ!聞こえないの?」と言うばかりの自分のことを反省しました。男の子って特にそうなのかもしれませんが、遊びに夢中になると、ものすごい集中力!そして、やっぱり楽しい時間は過ぎるのが早いんですよね。

    「がっこうでのいちにちはながかった」「だからアルバートは、うちにかえるとうれしかった。」

    なんとなくホッとする言葉です。

    投稿日:2012/09/21

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  • 長い長い物語

    • かがやきさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子11歳、男の子8歳

    絵本ナビでみつけてから
    ずっとず〜っと読みたいと思っていました。

    やっとその時がきた!
    表紙をみつけて嬉しくなりました。

    とてもすっきりした絵に、淡々と続いていく文章…。
    一日ってほんと短い、あっという間に過ぎていく、
    といつも思っていたけれど、
    アルバートには長い長い一日が過ぎていった。

    考える時間って大切。
    時間に押し流されず、時間に乗って行きたい(生きたい!)

    6年の息子は、やりたいことがあって、時間が足りない!
    と歯がゆく思っているようです。
    この本、こっそり置いておこう。どんな反応するかしら。

    私にもゆっくり考える機会を与えられとても嬉しかったです。
    読めてよかったです。
    アルバートシリーズ、他の絵本も是非読んでみたいです。

    投稿日:2011/05/07

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  • じかんについてかんがえる。

    • けいご!さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子11歳、男の子7歳

    世界一みじかい哲学の本の2冊目です。
    好きなことをやっているとき、好きじゃないことをやっているとき、短く感じたり、長く感じたりと感じ方はちがっても、時間はとまらずに経過している。そんなことを、絵本にでてくる男の子と同様、認識できました。
    時間はとまれ!といっても止まってくれない。すべてのものが止まらずに変わり続けていることを、あらためて考えると、一日一日この瞬間を大切に生きていかなければと、この年齢になって思った次第です。
    この絵本を読むことで、こういった発見を小さいときにしていれば、人生がよりよいものになっていくだろうなあという期待がもてました。

    投稿日:2011/01/12

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  • シリーズ

    • なびころさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子2歳4ヶ月

    以前にも同主人公が登場する絵本を読んだ事があり、素敵だったのでこの絵本を選びました。主人公が自分のしたい事をはっきりと意識している所が良いと思いました。人が作った流れではなく、自分が望む流れを実践しようと奮闘する主人公の姿がかっこ良かったです。地球が歩んできた悠久の流れを自然に感じられる描き方も素敵だと思いました。

    投稿日:2009/08/27

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  • アルバートと一緒に考える絵本。

    • 西の魔女さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子15歳、男の子11歳

    5年生のクラスで読み聞かせしました。

    学校でもお家でもしなくちゃならないことがいっぱいのアルバート。
    時間に支配されているようだと感じているみたいです。
    そんなアルバートが 自分の部屋から夜空に瞬く星を見上げ
    考えをめぐらせる場面がとても好きです。
    文章が少ないので
    私もアルバートと一緒に星について、時間について
    考える「間」を十分もらえる絵本でした。
    時間というものは
    ずっと昔から止まらないで続いていて、永遠のように思えるけど 
    自分にとっては限りあるものだと改めて感じました。
    更に時間を命に置き換えて考えると…
    時間を大切に生活しなくちゃなぁなんて思えてきたりもしました。

    投稿日:2009/02/23

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  • アルバートの想像力に拍手

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子12歳、女の子8歳

    アルバートの2巻です。
    今回、アルバートは時間について、夜空を見上げながら考えました。
    時間から、気持ちは宇宙へ飛び、そして眠ってしまうオチで終わるのですが、物語の流れに無理がなく、読みやすいです。

    こういう素敵に絵本に出会えて、すごくうれしいです。
    文章はとても短いですが、そのいとこと一言が厳選されていて、少年アルバートの行動から、読んでいるみんなも哲学できます。
    私は4ページめの
    「それから むじんとうから すくいだされる まえに
     おふろにはいってはみがきじかんが きた」
    のくだりが一番気に入りました。
    (イラストが絶妙にいいので、見てほしいです) 

    哲学するって、実はとても面白いことなんですね。
    この絵本に出会った子どもたたちが、本の中らか何かを感じ取って、日常のちょっとしたことから、面白いことを連想したり、何か新しいこと想像したりすることを楽しく思ってくれるといいなぁと、思います。

    追記。作者本人のイラストも、谷川俊太郎さんの邦訳も、とても素晴らしいです。

    投稿日:2008/11/07

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  • タイトルに偽りなし!

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子12歳、女の子8歳

    これもまた素晴らしい絵本でした!
    少し昔に哲学ファンタジーの本として、世界中が脚光を浴びた(?)「ソフィーの世界」を思い出しました。

    この絵本は、世界一短い哲学の本だそうです。
    なるほど、哲学をこんなにも日常的かつ、簡単に表現してしまうなんて、タイトルに偽りなし!でした。
    そして「ソフィー」の本が出版された時も、よく「哲学だからと言って、身構えることはい。本当に読みやすい本だから」と、あちこちで聞きましたが、この絵本は「絵本という媒体を使っているだけに、とっつきやすさは「ソフィー」を上回ると思います。

    たとえば、この絵本の主人公アルバートは退屈な雨の日、部屋の中で、空想してごっご遊びをしているのですが、これも立派な哲学なのです。ソフィーの世界でいうところの「自由連想」とおなじようなもの。

    日常見ている小さな子どもたちのごっご遊びって、実は創造力を育てるのに、とても大切なことだって、知っている人も多いと思います。
    そこに哲学の基礎があったなんて、ちょっとびっくりじゃないですか?

    なんだか、自分の感想で難しい印象を与えていないか心配ですが、すごく楽しくて、簡単で、面白い絵本です。
    幼稚園くらいのお子さんに読んであげても、十分楽しめます。

    投稿日:2008/11/07

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