新刊
はじめてのクリスマス

はじめてのクリスマス(偕成社)

人気コンビがおくる、新作クリスマス絵本

  • かわいい
  • ギフト
  • ためしよみ

ことりをすきになった山」 みんなの声

ことりをすきになった山 作:アリス・マクレーラ
絵:エリック・カール
訳:ゆあさ ふみえ
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:1987年10月
ISBN:9784033273402
評価スコア 4.71
評価ランキング 1,431
みんなの声 総数 34
  • この絵本のレビューを書く

並び替え

34件見つかりました

  • アリス・マクレーラさんが大切にしているテーマに感動しました
    岩だらけの山 雨や雪しかしら亡い でも、空をわたる 太陽の道 月の道 星の巡りを知っている岩山 はじまりの文章に惹かれました
    ジョイという小鳥は ある時 岩山で羽をつくろうのですが・・・岩山には木がないので とどまってほしいと岩山に頼まれましたが 無理です   でも、ジョイもまた優しい小鳥でしたから 岩山の気持ちをくみ取り 毎年訪れるのです 小鳥は命が短いことしかし自分の子孫に伝えていったこと 小鳥の賢さと 優しさ 正直さはすばらしいと思いました。
    岩山は小鳥が好きになったと同じように「また来ておくれ」と 頼られている気持ちをしっかり受け止めている小鳥も やっぱり 岩山のことが好きだったのでしょうね 
    お互いに必要とされていて・・・岩山のながした涙 小鳥の運んできた種が実るなんて すばらしい!
    この長い年月をかけて 作り上げていった 緑豊かな山 今、私たち人間はその 恩恵を受けています。
    緑豊かな山が 生き物にとっていかに大切なものかが よく分かるのです。
    このお話は 地球の自然の大切なものがつまったお話だなあと感動詞ながら読みました

    文章は長いのですが 大人や高学年の人たちに伝えたい絵本です!
    エリック=カール氏の絵が優しくきれいで 自然の恵みを感じる絵でした!

    投稿日:2011/05/31

    参考になりました
    感謝
    0
  • 全年齢必読の書

    ある中学校で朗読を依頼されました。
    選んだのが「ことりを好きになった山」です。
    あの時のなんとも言えない空気感!
    年齢性別を超えて、全ての人に読んでいただきたい本ですし、
    私の読書感を広げてくれた本です。

    投稿日:2010/09/21

    参考になりました
    感謝
    0
  • 誰も訪れることのなかった岩山。一羽のことりの訪れから春を待ちわびるようになる。
    山の気持ちとそれにこたえようとする小鳥をエリック・カールが力強く描く。自然というながい時間の流れの中での営みに心うたれる。

    投稿日:2010/09/15

    参考になりました
    感謝
    0
  • ここまで思う山の気持ち

    この題自体、不思議な題で、いったいふうに話が展開していくのか想像がつきにくいけれど...
    はじめて読みました。
    とにかく文章が美しい、というのが第一印象。
    あることりが山で休憩したことで、山は、はじめて暖かさ、ぬくもりを知る。このことりにずっといてほしいと願う。
    でも、ごつごつの岩肌むきだしの山は、生き物が住めるようなような場所ではなく、その願いは届かない。
    春に一度だけことりが立ち寄ってくれることだけを楽しみにしながら、いつまでもことりにいてほしいと願いつづける。
    その長年の思いがやがては実を結び、山自体を変えてしまう。
    一つのことを思い続けること、そして時代を超えて受け継がれていく思い。とても深い深いお話だなと思いました。
    7歳児には少し難しかったようです。
    小学校で読み聞かせをしているので、高学年にどうかなと思うような絵本でした。
    エリック=カールさんの迫力のある絵も、文章とマッチしています。

    投稿日:2010/03/03

    参考になりました
    感謝
    0
  • 読むたびに印象の変わる絵本でした

    • ふもとさん
    • 30代
    • ママ
    • 京都府
    • 男の子8歳、男の子5歳

    8歳の息子を膝に乗せて(重かったです・・・)読み聞かせました。
    自分でも読める内容だとは思ったのですが、
    この本はどうしても声に出して聞いてもらいたかったのと、
    字を追うより、絵にも集中してもらいたかったので・・・。

    内容は終始、ことりにずっと一緒にいてほしい山と、
    その思いに応えてあげられないことりとの、
    毎年くり返されていく切ないやり取りなのですが、
    その中で年々深まっていく山のさびしさと、
    子から孫へと生命をつなぎながら、
    けっして友達をわすれないことりのやさしさと誠実さに、
    読みながら胸がいっぱいになりました。

    永遠の命を持つものの孤独と救済の話とも、
    大自然の偉大さと儚くも力強い生き物の物語とも、
    もうほとんどラブストーリーだとも、
    いろいろなとらえ方が出来る物語だと思います。


    最後の一文を読み終えたとき、
    息子がはぁっと深くため息をつきました。
    本当にすごい本だなと思います。

    投稿日:2009/08/06

    参考になりました
    感謝
    0
  • 素敵な気持ち

    • ミトミさん
    • 30代
    • ママ
    • 岐阜県
    • 女の子9歳、女の子8歳、男の子0歳

    ここでのレビューで気になって借りてきました。
    素敵な本に出合えて絵本ナビに感謝です。

    すべてのものには命がある。
    その命が開くには水や光が必要。
    そして根付くことが出来る山も・・・

    岩山だった山が小鳥を好きになり、そこから始まった素敵な命。
    その素敵な命のおかげで、悲しい思いをしなくても良くなった岩山。

    命が芽吹くまでの時間が、自然の偉大さ、そして自然の大切さを
    教えてくれます。

    子供と一緒に読みたい素敵な本です。

    投稿日:2008/10/24

    参考になりました
    感謝
    0
  • 変化の時

    • ねがいさん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子7歳、男の子3歳

    小鳥に恋い焦がれる岩山。
    一体これからどうなるんだろう、寂寥感ばかりで胸がぎゅっとなった時、
    山に変化が起こりました。

    涙が流れとなって現れたのを見たジョイが起こした行動は、種を運ぶこと。
    つれない返事をしてきたジョイも、自分の事を楽しみに待っていてくれる
    山を好きで、この時を待っていたのだろうなと思います。

    文章が多めですが、エリック・カールさんの絵がとてもおはなしに合っていて、
    あまり長さを感じさせませんでした。

    最後の絵に、「ジョイと娘たちだね」と嬉しそうに娘が言うのを聞いて、
    幸せな気持ちになりました。

    投稿日:2008/07/23

    参考になりました
    感謝
    0
  • 壮大な歴史ロマン

    息子がエリック・カール好きで借りたものですが、読んでみてその内容の深さに驚きました。

    壮大な歴史ロマンという感じがしました。小鳥を好きになった山。小鳥は毎年訪れ、子孫にも山を訪ねる約束を残します。ずっと同じ場所にたたずむ山、代々訪れる小鳥。同じような有様でありながら、少しずつ周りの様子は変わっていきます。

    山の成り立ちもこのような感じだったのかもしれません。作者が人類学者ということもあり、壮大な時間の流れを感じる本でした。子どもよりも大人の方に伝わるものが多い本かもしれません。

    投稿日:2008/02/09

    参考になりました
    感謝
    0
  • お互いに必要にしてます

    上の子と一緒に読み聞かせをした本です。
    山の感情と小鳥の種を運んで緑を増やすところは
    人とのふれあいに少し通じそうな感じがしました。
    子供はこの本を読んでお互いに必要だからいい関係に
    なれてよかったねとうれしそうに話してました。

    投稿日:2008/05/06

    参考になりました
    感謝
    0
  • 壮大なストーリー

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    文は、文化人類学者のアリス・マクラーレンによるもの。

    「永い年月がもたらす変化の凄さとか、ひとつの命に託された何かが時間を超えて、受け継がれていく素晴らしさに魅せられて、一人類学者としての夢を描いてみました」
    とのコメントがありますが、この絵本の素晴らしさを正に表現しています。

    山と小鳥の壮大な物語です。
    永遠に近い生命を有する山に対し、小鳥はその子供に同じジョイという名前を継承することで、物語は展開していきます。
    山が流す涙が、大きなドラマとなって山の想いが結実する最終ページに感動せずにはいられないことでしょう。

    気が遠くなるような長い時間をかけたラブストーリーで、そこには愛の普遍性といったテーマにも取り組んでいるように思えます。

    文章が長いので、読み聞かせよりは、自分で読める年代になったら読んで欲しい一冊です。
    美しい文と、エリック・カールのコラージュが見事に溶け合った作品なので、大人の絵本としても心に響くものがあります。
    また、贈り物としても、喜ばれること受けあいの絵本だと思います。

    投稿日:2008/04/19

    参考になりました
    感謝
    0

34件見つかりました

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / ぐりとぐら / おつきさまこんばんは / きんぎょがにげた / いないいないばあ / もこ もこもこ / ねないこ だれだ / がたん ごとん がたん ごとん / じゃあじゃあびりびり

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ

  • 星の子ども
    星の子ども
    出版社:冨山房 冨山房の特集ページがあります!
    グリム童話「星の銀貨」の世界をバーナデット・ワッツが描きだす。色彩豊かな美しい絵が名作童話の魅力をひ


2025年 今、読んでほしい!この絵本・児童書14選 レビューコンテスト

みんなの声(34人)

絵本の評価(4.71)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット