10歳の息子と読みました。
つい最近同じ作者さんの「でんわ」という絵本を読んで、
物語がよく分からず???だった私と長男ですが、
ただ何も考えずに楽しむ絵本なんだ!と分かった今は、
この「ごきぶり大王」は、一冊目よりも楽しめたと思います。
テンポのいい訳文に、コミカルな絵。
そして、ゴキブリなんかよりももっともっと大きな動物たちが
ゴキブリに恐れおののき、
大王さまとなっていくゴキブリ。
まさかでしょ!
と思いつつも、いやいや、ちょっと待って。
自分に置き換えて読んでみたら、とってもよく共感できます。
私もゴキブリよりも全然大きい人間だけど、
ゴキ様発見と同時に、「ギャアアアアアアア!!!」って
叫んでしまい、
近づくのも怖くてなかなか・・・なのです。
そんな動物たちの気持ちに共感しつつも、
最後はエッという結末。これもまたよかったです。
そうそう、こんなもんなんだよね。