表紙を見てほのぼの絵本かと思いきや
待っているのは非現実的な展開なんですよーー^^;
なんと とりかえるのは “なき声”
ひよこさんが遊びにでかけ ねずみさんと出会い
「鳴き声とりかえっこしようよ」なーんてサラリと言い
「ちゅうちゅう」鳴きながら歩いていくと次にぶたさんに出会います。
当たり前のようにぶたさんとも鳴き声交換をして
ぶたさんは「ちゅうちゅう」 ひよこさんは「ぶうぶう」鳴きながら別れます。
ひよこさんはカエルさん、いぬさん、ねこさん、最後にカメさんに会って
次々になきごえをとりかえっこして家に帰り着きます。
3歳8ヶ月を迎える娘は最初のねずみさんの場面から大笑いしていて十分楽しんでいたんですが
最後のカメさんの鳴き声(?)を一番喜んでカメさんの表情までマネしています。
カメさんは鳴き声なんて持たないと思うんですが
この絵本で表現された“声”が私もとってもしっくりくると思うんですよね。
もしカメさんが鳴き声を出すとしたら
まさにこれしか考えられない!!
鳴き声がごっちゃになった動物さんたちは
その後どうなっちゃったんでしょうね。
あとで皆で集まってワーワー言いながら元に戻したのかな〜
とか考えたらなんだかクスっと笑えてきます。
それにしても鳴き声をとりかえっこしたら
四つんばいの動物が二本足で歩くのが可笑しかった
ページを追うごとにオレンジの枠の右下に小さな卵がどんどん出てきて
ひよこの数が増えてくるのはちょっとした遊び心なんでしょうかね。
パラパラ漫画のように楽しんでみましょう♪
そして背表紙と裏表紙に“たんぽぽ”と“てんとうむし”に
すり寄っているひよこさんが描かれています。
お子さんとの読み聞かせの時に
「もしたんぽぽさんやてんとう虫さんだったら
どんな声をとりかえっこするんだろうね?」
なんて聞いてみるのも面白いかもしれませんね(*^_^*)