病院ネタの絵本が大好きな娘が喜ぶだろうと思い手にしたのですが・・思いのほか恐怖心を抱いてしまいました。
でもそれはいい意味での恐怖心だと思っています。
誰もが歯医者で削ったり治療をするのは怖いし痛いし・・イヤだとイメージを抱いていることでしょう。
大人の私も出来る限りは行きたくない場所です。
そんな不安な気持ちを抱くともやの気持ちを娘も共感するうちに一緒にドキドキしていたのだとわかりむしろ嬉しくも思いました。
この絵本の奥深いところは行きと帰りの道中の同じ風景からともやの気持ちが読み取れるところです。
治療する前は看板さえもにやっと笑っているように思え自動車の修理している音も耳をふさいでしまいたいほどだったのに帰りには天気とともに見事に気持ちが晴れて前向きになたともやの様子と対比させているのがわかり面白いです。
治療しているシーンは確かに娘にとってはインパクトが大きすぎて滅多に泣かないのに泣いてしまうほどだったのですが
「これからはおやつ食べ過ぎない」
「おやつのあとも歯磨きする!」
と歯医者はいやだ!という気持ちが大きくなり虫歯対策にはかなりの効果があるように思います。
こどものともの年中向きですが・・1年生の娘でも怖いと思ってしまったようなので小さな子どもさんには先に恐怖心を植えつけてしまうということも頭に入れてそのお子さんにあわせて読まれることをお勧めします!