あるところに、森がありました。
名前は、そのつ森。
うわーベタなしゃれ!と思いきや。
なんだか、この森の名前、最後には、これしかない!と思えてくるのです。
この森では、動物達の会議がずーっと開かれているのです。
森にある空き地をどんなふうに使おう。
温泉にしよう。といっては、温泉に入ったつもり。
やまよりも高い物をつくりたいといっては、そのつもり。
なかなか決まりません。
途中海が出てきたり、おばけがでてきたり。
読み聞かせの最中、子供の目がキラキラ輝いています。
たのしいねえ。思わず母もそういいたくなってしまいます。
結局、最後まで、何もきまらない。
これからも会議はずっと続いていくのでしょうね。
でも、私はそれに賛成。
作ってしまえばそれで終わりだけど、
そのつもりになっているだけの方が、たくさんの気分が味わえるものね。
とてもユーモラスな絵本です。