「おへそのひみつ」 みんなの声

かがくのとも傑作選は、ほんとに面白いのが多いです。
やぎゅうげんいちろうさん（←この言いにくい名前を娘は連呼して本を探します）のダイナミックな絵と
絵本でありながら、決してその説明に妥協やごまかしをゆるさない姿勢（かがくのともはみんなそうですねー）に
すごく好感を持ちます。
私のお気に入りは、かみなりさまにおへそをちぎられそうに引っ張られるひとこま。（めっちゃい痛そう）
娘のお気に入りは、男の人のおへそはほどけないというくだり。
お互い読みながら、好きなページを指差してニンマリです。

読んだ後、娘達のへその緒を見せてあげました。
実物があるって、わかりやすいですね。
遠い話が近くなるというか。
びっくりした様子でしたが、うれしそうにしてくれてこちらもうれしかったです。
私自身、娘達とのつながりを再確認できたすてきな絵本でした。

娘が産まれたときは、へその緒が首に絡みついて、
心拍低下になったために、緊急帝王切開になりました。
以前にも娘にその話をしたことがあったのですが、
いまひとつピンとこなかったようすでした。
この絵本の読み聞かせながら、これがね、巻き付いたのよと
教えると納得できたらしく、友達がきたときに
「私があかちゃんのときね〜
このへそのつながっているところが〜」と
自分で説明していました（＞_＜）
おへそってなんだろうという疑問に答えてくれる絵本です。

　我が家の３歳児は、おへそが好きなんです。
　よく、おなかを出して、おへそをじーと見ています。
　コリコリいじってみたり、ひぱったり、ツンツンしたりします。
　「あんまりやると痛くなるよ〜」「雷様におへそ取られちゃうよ！」と言うとやめますが、また、しばらくすると忘れて見ています。
　そんな時に、この絵本と出会いました。
　おへそ好きなお子さんと一緒に読んだら、と〜っても面白くて、盛り上がります。
　ちゃんと、雷様も出てきてくれて、いじったら痛くなるわけもわかって、本当に親切・丁寧に描かれています。
　なかでも、赤ちゃんがお母さんのお腹の中で、おへそを通じて大きくなることが簡単な絵で描かれています。
　それを見た娘が、自分もそうだったの？と確認できてうれしくなったみたいです。
　この絵本を読んでから、折に触れて、お母さんのおなかで育って、お股からオギャーって産まれてきたんだよ〜と話せるようになりました。
　変に怖がることもなく、自然に受け止めてくれますよ。

字が多いです。
でも、パソコンの字ではなく、手書きの字なので、親しみがわき、子供にもあきさせることなく、最後まで真剣に読めるお話です。
おへそについての疑問を、わかりやすく、書いてあります。
お母さんのおへそとつながってた。
ってことも、しっかりと書いてあって、興味がわく本でした。
親が子供に質問されてもいいように読むのもありかな。

科学的な中にも、ユーモラスがあってとっても読みやすく面白い本です。
体のしくみ、子どもたちは興味あるのですがなかなかうまく説明できず・・・そんな時、やぎゅうさんの絵本はとても分かりやすく、子ども達も理解できてるようです。

毎晩１冊ずつ読み聞かせをしていて、この本も何度も読んでいるのですが、
今回、下の子が食いついたのは、赤ちゃんのおへそをお医者さんが切るところ。
しばって、きって、ひからびて、とれて、「おへそのできあがり」

全部は分からなくても、ちょっとずつ、
知識が増えていっているのかな？

このシリーズは、素晴らしいですね。
子どもに飽きさせない面白さで、そしてすごくためになります。
大人が読んでも「そうなんだぁ？！」と感心することや、「そうそう、うまく説明できなかったけど、そういうことなのよ！」と拍手したくなるようなことが満載で感心してしまいます。

最後に必ず例外の場合の説明や、今回のように「おへそのゴマをとるとお腹がいたくなるのか」というコラムなどがついているのも、親切で嬉しいです。

図書館で借りて一回読んだくらいではきっと忘れてしまうので、揃えて家に置きたいシリーズです。
絵も、内容も、男の子にも女の子にもオススメです。
あまり小さいと読む場所が多くて飽きてしまう恐れもあるので、幼稚園年中くらいから、小学生までがちょうど良いと思います。

子どもが選んで借りてきましたが、
何故か独りでずーっと眺めています。
決して「お母さん読んで」とは言われません。
とても謎です。
しかし、気になるらしく、ふとみると
開いて「じー」っと見ています。
一体何を感じているのでしょう。
彼が「読んで」というまで、もうちょっと待ってみようと思います。

｢かさぶたくん｣を次女がとても気に入って、とうとう購入したいきさつがあるので、これもきっと気に入るのでは？と借りてみたのですが・・・
｢かさぶたくん｣より、やや説明の部分が長いためか、ちょっと飽きてしまったようで、アンコールはしてもらえませんでした。ぐすん。
でも、でも、すごくおもしろいです。
わかりやすいです。
おへそのごまをとってもいいのか？いけないのか？大人でも悩んでしまうようなことを、ちゃんとお医者さんがおまけのコラムで答えてくださってます。
このシリーズ、めちゃくちゃ楽しいのに、賢くなるためになる絵本です。
だから、次女の反応よりも、自分の気持ちで評価させていただきました。（長男・長女の反応もよかったです♪）