表紙の写真を見て、にょっきり生えている二つの枝に、「てってー!(手)」と声をあげた娘。
そう、確かに誰かが両手をあげているようにみえますよね。
冬の間眠っていた木が、やっと来た春に両手をあげながらおおきく伸びをしているみたいです。
自然の姿がとても美しく表現されている写真絵本です。
冬から少しずつ春へと変化していく様子が、様々な視点から紹介されています。
美しい景色には「きれーねー」と優しくおしゃべりし、
木の穴から姿を現すエゾモモンガには「かわいー」とうれしそうな声を出していた娘。
春=かえる、なのでしょうか。途中「かえるは?」と何度も聞いていたのですが、本当にかえるが出てきてビックリ。
春の喜びを感じることができるとともに、美しい写真で心が落ち着く素敵な絵本です。