世界の国からいただきます!(徳間書店)
世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!
どうぶつのわかっていること・わかっていないこと(小学館集英社プロダクション)
「答えのない問いに向き合う力」をはぐくむ新感覚の絵本
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具合の悪い赤ん坊の妹のことを、遠いヨハネスブルクで働く母に知らせようと、旅に出るナレディ。 旅の途中に出会う人たちの優しさに心温まると共に、アパルトヘイトの残酷さに胸が痛みます。 <アパルトヘイト>人種隔離政策。 学校の授業で習い、その名前と内容について知っている人は多いと思います。 けれどもその当時苦しんでいた人々の本当の気持ちを知っている人はどうでしょう? 他の国のこととなると私たちはやはり他人事になります。 この本を読み、この少女の立場になることで、当時の人たちの苦しみや怒りを感じることができると思います。 同じ過ちを繰り返さないためにも知っておきたいこと。 人の命の大切さを改めて感じることができる作品です。
投稿日:2009/05/30
読書感想文全国コンクール小学校高学年の部課題図書。 南アフリカのアパルトヘイトを扱った作品だと知っていたので、 少し身構えて読み始めましたが、主人公の疑問という形での 問題提起は共感でき、一種の冒険物語のような勢いで、 一気に読み終えることができました。 13歳のナレディと9歳のティロは、赤ちゃんの妹の病状が悪いので、 遠いヨハネスブルクに出稼ぎに行っている母親を呼びに出かけます。 この姉弟の視点で話が進むので、とても共感しやすかったです。 ナレディの家庭の状況、旅の行程での様々な体験。 ナレディと一緒に考えさせられます。 あとがきで訳者も書いていますが、気付きの大切さを思います。 特に、差別というものは、意外に自覚がないことが多いからです。 人種隔離政策アパルトヘイトについては、私も多少知っていたつもりでしたが、 ナレディと一緒にその現実について体感できたように思いました。 作者の実体験がよく盛り込まれているように感じました。 そして、もうひとつ、ナレディの行動力。 だからこそ、多くの援助者との出会いがあったと思います。 そして、ラストは未来への抱負が見事です。 折しもアメリカで初の黒人大統領が誕生したばかりですから、 実にタイムリーな選書ですよね。 小学校高学年なら、きっと共感できると思います。
投稿日:2009/06/04
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