虫たちの描写が素敵な得田之久さんの幼児向け作品。
写実的な虫たちが魅力的で、生態も学べるのがいいですね。
お腹のすいた、トノサマバッタのトトが主人公。
大好きなのはエノコログサなので、それを探していく道中談。
他の虫たちがそれぞれの好物を食べている様子が、
チルリ チルリとかカリリ ポルルとかの擬音で表現されていて、
臨場感たっぷり。
もちろん、音読で読んで楽しみましょう。
そうそう、子ども達の大好きなカブトムシやクワガタも、登場するのが、
嬉しいですね。
福音館書店の月刊誌からの単行本は、奥付に英訳の題名も記載されているのが
実はいつも楽しみ。
今作は『THE VERY HUNGRY GRASSHOPPER』ですって。
へえ、バッタって「GRASSHOPPER」なんですね。
「GRASS」は「草」だから、それに「HOPPER」がつくなんて、
イメージそのままで何だか楽しくなってきます。
ほら、バッタの英訳もう覚えたでしょ♪