おさるのジョージでおなじみの、「ひとまねこざる」シリーズ。
この「・・きいろいぼうし」では、ジョージがアフリカから連れてこられて動物園に住むことになるまでのいきさつが描かれています。
「ひとまねこざる」では、動物園からジョージが脱走するところから始まっていたので、この本はその前編というところでしょうか。
お話によると、きいろいぼうしのおじさんは、動物園に入れるおサルを捕まえにアフリカに来たようですね。
おじさんの黄色い帽子につられてまんまとつかまってしまったジョージ。
アフリカに住んでいたころから、知りたがりやでひとまねが好きだったとは知りませんでした。
そしてアフリカからの船旅の途中にも、アメリカ(?)に到着してからも、ジョージらしいハプニング満載で楽しめます。
野生動物をだまして捕まえてきて、都会に連れて行く・・・というところだけをみると、いろいろと思うところもありますが。
ラストシーンのジョージの笑顔、可愛いんですよね。
ジョージみたいな性格のおサルだったら、都会の方がきっと楽しいのかな、と納得しました。
他のシリーズと比べると、大人目線ではちょっと考えさせられる部分のある本でした。