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十二の真珠」 みんなの声

十二の真珠 作・絵:やなせ たかし
出版社:サンリオ
税込価格:\1,068
発行日:1990年06月
ISBN:9784387900979
評価スコア 4
評価ランキング 30,016
みんなの声 総数 2
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  • やなせたかしさんの世界

    やなせたかしさんの作品が、どうして多くの人を感動させるのか、その答えが詰まった本です。
    どの作品を読んでも、愛と優しさに包まれていて毒がありません。
    パンチに欠ける物足りなさも感じたりします。
    そこがやなせたかしさんの世界の持つ安心感でしょうか。
    やなせたかしさん自身が、アンパンマンだったことを痛感しました。

    投稿日:2024/08/16

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  • やなせたかし作品の原点

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子16歳、男の子13歳

    「ふしぎな絵本」と副題にありますが、ショートストーリーの童話が十二篇、
    それに、やなせさんの絵が多目に寄り添っているという感じです。
    私にとっては、やなせたかしさんはこの作品のような短い童話作家のイメージの方が強く、
    アンパンマン以前の、少女時代にタイムスリップしたような読後感でした。
    初期の作品ということもあってか、まさに、やなせさんが前書きで記しているとおり、
    「その後の作品の基本形は全てこの十二篇の中に含まれている」と思います。
    もうすでに、アンパンマン(今のアンパンマンとは少し風貌は違いますが)も登場しているんですよ!
    「詩とメルヘン」で称されるやなせさんらしく、メルヘンチックな設定で物語が進みますが、
    そこに流れるヒューマニティは切なく、重いです。
    従軍経験のあるやなせさんだからこそ、戦争、平和、争い、復讐、命、愛情、真心などが
    リアリティをもって伝わってきます。
    やや古風なので、大人向けかもしれません。
    そっと読んでほしいと思います。

    投稿日:2009/09/21

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