「ムジナ探偵局(5) 本日休業」 みんなの声

ムジナ探偵留守中に源太が奮闘します。
ムジナ探偵局シリーズの中でも特にシリアスなストーリー。ミステリー好きな方にはオススメです。
２作目の「なぞの挑戦状」を読んでから読むと、より楽しめると思います。

動物が死ぬ描写があるので、苦手な方は注意した方が良いと思います。

偶然聞いてしまった猫の会話をきっかけに、源太が調査を始めます。
2巻に登場した猫股のシェスタが、敵なのか味方なのか最後までわかりません。
おかべりかさんの絵はいい味ですが、クライマックスはオカルト映画のような怖さで迫力がありました。

本日休業って…ムジナさんが不在ですか！？
おしかけ助手の源太が1人で事件に立ち向かうようで、ハラハラ。
まあほどほどでムジナさんが登場するのですが、源太が1人だとさすがに事件解決はやっぱり難しいかな〜。小学生のうちから助手をがんばっているし、経験は着々と積まれているので将来的には名探偵になったりするのかしら？

子どもたちに借りてきましたが、まだうちの子どもたちは読んでいません。このシリーズのお薦めは小学校中学年から高学年くらいです。
富安さんのリズム感のある読みやすい文体なので、あっという間に読めてしまう楽しさがあります。

この巻には「なぞの挑戦状」に登場した猫又の「シェスタ」も登場して、物語を盛り上げてくれます。
今回は前半部分、頼りのムジナさんが旅行にいっていていません。
自称ムジナさんの相棒の源太少年、大活躍の話です。