この本は、息子が幼稚園で読んできて、お父さん面白い本があるよと教えてくれました。
走るのが遅いおおかみは、まだ豚を捕まえて食べた事がありません。博士に相談し、「ぶたのたね」をもらったおおかみは、「ぶたのたね」を育てることにしたのですが・・・。
珍しい種の絵本というと「そらいろのたね」(家の種)や「ひみつのカレーライス」(カレーの種)等を読んだことがありますが、この「ぶたのたね」から生えた「ぶたの木」はすごいインパクトがありました。
その上、途中で出てくるのは、「ぞうのマラソン」です。
このあり得ない設定に、子供が喜ぶのは無理ないなと思いました。
佐々木さんの描くおおかみは、豚を食べようとするのですが、何か憎めなくて、楽しい。そして、せっかくの豚に逃げられても、めげない明るさがとても親しみを感じさせます。
3作目まで出版されているとの事ですので、次を読むのが楽しみです。