いよいよ下巻です。
下巻の主な内容は、“みどころ”で、大和田佳世さんが書かれているので、ぜひ読んでください。
この本に出合って、やっぱり、岩波少年文庫シリーズは本当に素晴らしい児童書を出されている出版社だなぁを、改めて思いました。
久しぶりに一気に下巻まで読んでしまいました。
日本という国は漫画やゲーム作品がとても優れていて、それこそ子どもたちは選びたい放題ですが、そういう時代と国であっても敢えて、私は子どものうちにこの作品に出会ってほしいと思います。
この物語の冒険は、もちろん面白いのですが、ストーリーだけでなく、この作品で人と人との出会い、友情や信頼、時には悪意であったりするものを主人公ティウリと一緒に感じてほしいです。
そして、ティウリやピアックのように、素直に友だち(仲間)を思いやれる子どもたちがたくさん育ってほしいと思います。