絵本の紹介本で評価の高かったこの本、前々から読んでみたいと思っていましたが、今回やっと読むことができました。
すると、あらら、なんとも楽しい本ではありませんか!
主人公のわにわに、見かけはまったく可愛いところのない、まさにリアルな野生のわに。
それがお風呂にお湯を入れて、オモチャを入れて、自分も入って、シャワーのノズルを持って歌って、じっくり浸かって・・・という一連の入浴動作を大真面目にやっているのが、なんともいいのです。
野生のゴツゴツしたわにも、私達とまったく同じ、というところから妙な親近感が生まれてしまうのです。
皆さんの感想でも、「わにわに、かわいい!」という声が続出ですが、本の最初の方では、この野生の匂いがプンプンしていたはずのわにが、最後には愛らしく思えてしまうという不思議で楽しい絵本です。