登場する家族の服装や背景の雰囲気で、この絵本を描かれた人は中近東の方だ!と思ったのですが、
本の松ページにある著者紹介のところを読む限り、少なくともアメリカのニューヨーク生まれで、現在はカナダに住んでいるアメリカ人でした。
最後の最後のページでヨゼフが掲げている手紙って、ヘブライ語で書かれていませんか?
もしかしたら、作者が適当に書いた文字っぽいものかもしれませんが、比べてみるとすごくヘブライ語に似てる気がします。
また調べてみたら作者のフィービ・ギルマンという人は仕事の関係で長い間イスラエルにいたようです。
ヨゼフが何度も何度もおじいちゃんにリサイクルしてもらう青い布ですが、この『青』って、あちらの人たちにとってとても意味のある大切な色ではありませんでしたっけ?
すごく気になったので、調べてみましたが、Wikipediaにははっきり書かれていませんでした。(残念)
はなしんさんの感想でも書かれていましたが、
この絵本は人間たちの物語のほかに、床下のねずみちの家族の物語も同時進行しています。
ねずみたちの世界もとても可愛くて素敵な物語が展開しているようです(こちらの物語については一切文章はありませんが…)。
ところで13ページで道を歩いているおじさんが持っているものって、もしかしてドーナッツでしょうか?
ドーナッツをこんな風に売っている国って、本当にあるのかな〜。面白かったです。