レオニ作品は、好きでよく読みますが、私が読んだ作品の中でも一番重ーい難しい題材でした。
あるとき仮面をつけてお祭りをすることを知ってしまったねずみたちが
その後も自分を見失いそうになります。
仮面を外すことにして、普段の平穏な生活になったように見えたけれど、みどりのしっぽだけは消えずに残った・・
このストーリーで私が思い浮かべたのは、
田舎の場所にそぐわないようなきらびやかな物
今も処遇に困ってるような施設だったり、
もしくはもっと身近なことで、
立場によって自分を変えないといけないときがあるけれど、
それで勘違いしてはいけないんだという戒めなのかなと思ったり・・
仮面をつけたネズミたちが象徴するものについて考えされられました。
人の見栄のような欲に対する警告なのかなと感じました。
子供向けの絵本とは思えない内容でした。