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みどりの しっぽの ねずみ」 みんなの声

みどりの しっぽの ねずみ 作:レオ・レオニ
訳:谷川 俊太郎
出版社:好学社 好学社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:1979年
ISBN:9784769020110
評価スコア 4.25
評価ランキング 21,509
みんなの声 総数 23
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23件見つかりました

  • 仮面の力

    レオニさんの作品は他にも読みましたが、こちらはずいぶんとダークな印象です。
    お話が進むにつれて、深みにはまっていくような感覚になりました。

    サブタイトルどうり、仮面の魔力にとりつかれているようです。
    女性ならば、メイクや服で、その日の気分が変わったりするでしょう。
    レオニさんは、そんなことを風刺しているのでしょうか。

    全体的に、色のトーンが暗めなことも、お話の印象に大きく影響していたと思います。

    投稿日:2011/12/12

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  • 仮面の象徴するもの

    • きゃべつさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子10歳、男の子7歳

    レオニ作品は、好きでよく読みますが、私が読んだ作品の中でも一番重ーい難しい題材でした。
    あるとき仮面をつけてお祭りをすることを知ってしまったねずみたちが
    その後も自分を見失いそうになります。
    仮面を外すことにして、普段の平穏な生活になったように見えたけれど、みどりのしっぽだけは消えずに残った・・

    このストーリーで私が思い浮かべたのは、
    田舎の場所にそぐわないようなきらびやかな物
    今も処遇に困ってるような施設だったり、
    もしくはもっと身近なことで、
    立場によって自分を変えないといけないときがあるけれど、
    それで勘違いしてはいけないんだという戒めなのかなと思ったり・・
    仮面をつけたネズミたちが象徴するものについて考えされられました。

    人の見栄のような欲に対する警告なのかなと感じました。
    子供向けの絵本とは思えない内容でした。

    投稿日:2011/12/13

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  • 戒めのみどりのしっぽ

    レオニ作品では、めずらしく背景が青い作品です。
    いつもの美しい白さはなく、どことなくどんよりした雰囲気です。

    ねずみたちが、仮面に取り付かれ、本来の自分らしさを失ってしまい
    しまいには、自分自身すら見失ってしまいます。
    そこに一匹のねずみが現れたことにより、ねずみたちは
    もとの生活に戻っていき、不幸な過去を忘れてしまいます。

    しかし一匹のねずみだけ、変装したときに塗ったしっぽの色がとれずに
    そのことを忘れずにいる

    忘れちゃいけない。と

    これまで人が争ってきた歴史も、繰り返さないように忘れちゃいけない

    とても深い題材の話だと思います
    大人が読む絵本なのではないかと思うほどです。
    子供には、歴史を学ぶ頃に読んであげたいと思います

    投稿日:2011/12/07

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  • みどりのしっぽの意味

    仮面をつけたのねずみの話。

    遊びでつけた仮面だったのに、仮面が心にまで影響を及ぼしてしまう。

    恐い内容の絵本だなぁと思いました。

    我が家の子供達には、難しくて、重すぎたような感じです。

    もう少し大きくなってからじっくり読みたいと思いました。
    そして、みどりのしっぽの意味を感じて欲しいです。

    投稿日:2011/12/06

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  • マルディ・グラ(フランス語でざんげ火曜日のこと)の祭りをするために、仮面を作ったねずみたち。でも、仮面をかぶると、自分がその怖い何かになったような気がして、お互いに悪い心を持ち始める。しかし、仮面を外してみると、我に返って、仮面を焚き火で燃やすことにした。

    大人でも理解するのに考え込んでしまうような、深い話。正直、3歳の娘には難しいと思ったけれど、意外に「あ、この仮面はライオン!」「こっちはゾウ!」と喜んで話を聞いていました。ちゃんと理解したかどうかは分かりませんが。5-6歳くらいからでもいいかもしれません。

    あと、この作品は文字のないページもちょこちょこありました。読み聞かせでは上手く何かコメントするといいと思います。

    投稿日:2011/12/05

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  • 消せない、しっぽのみどり

     刺激をもとめてはじめたパーティが、おもわぬ方向に、、、。

     すべてを燃やしつくして、なにもなかったことにしても、
    みどりのしっぽだけは、消えません。
     事実は絶対消せない、ということでしょうか。
     ネズミたちは、本当にすべて忘れてしまったのか、それともみんなで現実逃避をしているのか、、、
     
     はじめと終わりのページはほとんど同じですが、空気感がちがってみえます。
     重いテーマのお話ですが、ネズミたちのかわいらしさや、楽しい絵のおかげで、読みやすいです。
     大人と子供では、感想がちがうかもしれませんが、それでいいと思います。

    投稿日:2011/11/28

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  • 4歳児は

    • らずもねさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子2歳、男の子0歳

    まちのねずみから聞いたお祭りの真似をして
    わいやわいやとねずみたちは
    仮面をかぶりなりきって豹変した風なお祭りをします
    最初は楽しげに…
    でもだんだんとなりきってしまったのか
    仲間の中がぎくしゃくし、疑心暗鬼になってしまいました

    最後は仮面を焼いてしまい
    もとのねずみたちにもどり楽しい毎日に戻ります
    レオ・レオニさんの絵本のいわば教訓的なことと言われる中で
    一番こわく、私はドキドキしながらよみました
    地位や名誉、思いあがり…何なんだろう…

    息子は明快に
    「わかるなぁ、(お祭りで買った)ウルトラマンの
    お面をするとウルトラマンになった感じで強くなるからなぁ」
    と満足げでした。4歳児には感じないことも大きくなったら
    感じることもあるのでしょう。大きくなったらまた読んであげます

    投稿日:2011/11/19

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  • ちょっと怖い。

    • おしんさん
    • 40代
    • ママ
    • 鹿児島県
    • 男の子23歳、女の子21歳、男の子18歳

    レオ=レオニの描く、ちょっと不思議な世界。
    副題が、『仮面にとりつかれたねずみの話』
    これだけで、少し、恐怖を覚えます。

    ウィルシャーの森の奥まった片隅で、のねずみたちが平和に暮らしていました。ある日、街のねずみがやってきて『マルディ・グラ』というお祭りの話を聞かせてくれました。街の祭りのまねをしようと取り掛かったのですが、仮面をかぶり、しっぽに色を塗っていくうちに、ほんとうにけだもののように叫び、憎しみと疑いが渦巻くようになってしまったのです。

    レオ=レオニの描くネズミは、表情にあまり変化はないのでうが、仮面の下の表情を想像するだけで、恐怖心が募ってきます。
    心の変わりようには、驚きばかりではなく、ゾッとしました。
    このことで、作者は何を伝えたかったのか、少し難しい心のうちが描かれているような気がしました。

    投稿日:2010/06/14

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  • ちょっと難しい〜

    レオ・レオニのお話は我が家でもよく読んでいます。
    ねずみが主人公のお話が多いからか、
    これもレオ・レオニだと息子にはわかったようで、
    学校の図書室より借りてきました。

    ですがお話は、難しい〜。
    大人ならその文脈から作者がいいたいことを想像できるのですが、
    小1の息子の頭にはいっぱいいっぱい?が残ったようです。
    息子の様子をみていると、ちょっと難しすぎたといった雰囲気でした。

    投稿日:2008/06/02

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  • 子供向け絵本の域を超えた一冊

    いっぱい含みを持った難解な文。抽象的な絵。
    作者のいいたい事を汲み取るには
    3歳の娘では幼すぎたようです。
    私は、読みながら、なんだか少し怖いような気がしていました。
    すごく暗示めいています。
    「かめん」という表現で、世の中が変わって言ってしまう様を表現しているのですが、
    時として起こる、人間社会の「戦争」をなぞらえているのではないかと思わせます。
    しっぽをみどりにしてしまったねずみが
    どうして元通りの尻尾にすることができなかったのか・・・。
    深いです・・・。

    投稿日:2008/01/30

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