私自身も、うちの子どもたちも「おねしょ」の経験がないので、
「おねしょ」をしてしまうやるせなさや辛さは今までピンときませんでした。
この絵本を読んで初めて、「おねしょ」をしてしまう子はこんなの気持ちになるんだぁ…と、感じました。
特に「おねしょ」をしているときって、この主人公のゆうちゃんみたいな夢を見ているのかもしれませんね。
前半は「おねしょ」に困っている子どもの心情をメインに、後半はゆうちゃんと“おねしょのかみさま”との交流を描いています。
長谷川さんの“おねしょのかみさま”には手が10本あるのですが、これは千手観音的かみさまなんでしょうかね〜。
その10本の手で鉛筆とか、きゅうりとか、しびん(?)とか持っているんですが、長谷川さんがどうしてこれらのグッツを選んで描いたのかすごく興味があります。
(おねしょに効くといわれているグッツなのかなぁ)
ついつい「おねしょ」をしてしまうお子さんがいたらぜひ読んであげたい1冊です。