私はこういう写実的なイラストも結構好きなんですけど
子供にはどうかなと最初思いました。
でもウケましたよぉ。
文章はとても簡単だしリズムカルだから覚えやすいですし。
1ページごとに隅々まで絵を眺めて。
繰り返し読まされました。
原書のタイトルは
「KING BIDGOOD’S IN THE BATHTUB」
なんですが、王様の名前が又大層で。
江國さんの「おふろじゃおふろじゃ」という
ネーミングにも「さすがっ」と唸ってしまいました。
まるで劇を観賞しているようだと思ったら
作者が演劇文化に造詣深いからなんですね。
お風呂好きの王様がバスタブの中で繰り広げる
さまざまな遊びはもう普通の枠を軽く超えていて
子供達の想像を広くさせます。
そして最後にお風呂大好きビドグッド王にお仕えする
Page(小姓)に「本当にお疲れ様でした」と伝えたい。