大人が忌み嫌い発することを躊躇いがちな言葉「うんこ」。
親になると変わりますね。
“食う寝る遊び、そして出す”は親として可愛いわが子のメディカルチェックポイントですから。
我が家でこれ系の作品で年齢的に時期もピッタリだったのが、「うんちしたのはだれよ!」でした。
そのあと「こいぬのうんち」という作品に出会いました。
うんちの立場から語る作品で、最後には自分の存在価値を見出すというかなり科学的哲学的作品でした。
さて、「うんこ」。
も〜、タイトルからずっしり質感を感じちゃいます。
表紙絵も、まんま〜っていう感じ(笑)。
扉絵の発想にあっぱれ!です。
悔しがるうんこの発する言葉。
じっくり考え、解決法を見つけたときのうんこの言葉。
重い腰を上げたときのうんこの言葉。
旅に出たうんこの鼻歌。
お百姓さんにうなずくうんこの言葉。
ラストの満足そうなうんこのやっぱり鼻歌。
楽しい洒落のオンパレードでした。
お話が明るく、水に流して「さようなら」をしてしまっているうんこの大切な役割りまで教えてもらえます。
幼稚園や低学年でのお話会で、台詞に気をつけながら読むとうけそうですね。