3歳9ヶ月の息子に読んでやりました。ライオンはかせがすぐ育つ花を開発しますが・・・。
ライオンはかせが珍しい花を作ったところ大好評。あまりにもお客さんに人気なので、もっと早く芽がでて育つ花になるように開発します。見事にすぐ育つ花ができますが、その分枯れるのも早いことが判明。その花を買ったお客さんからクレームの嵐。早く花が育つ、早く花を見ることができるというのもいいけれど、ゆっくり育てる過程を楽しむのも大切だというのを実感するライオンはかせでした。
なんでも早く、効率的にという世の中をよく表した本だな、と思いました。それを花という自然を通して時間をかけることのよさ、大切さを教えてくれます。少し立ち止まって、よく見渡そうねと、私も少し深呼吸しようかな、と思いましたよ。花が好きな子にはいい本だと思いますよ。