何事にも挑戦することには勇気が必要です。例え「おはよう」の挨拶でさえも大きな勇気が必要な時はあります。
人と話すことが苦手な私は、幼稚園生のゆみちゃんを見ていて「勇気を出すことって大変だよね…」と思わず共感してしまうところも多々ありました。
そしてゆみちゃんのお母さんの愛情を感じる場面も多く、読んでいるうちに笑顔になっていき、こういう素敵なお母さんになれたらな…なんて思ったりもしてしまいます。子供のことを一生懸命想い、悩んでいるお母さんの姿は本当に綺麗で素敵だと感じました。
また「つらいときににっこりするのはたいへん」というセリフがあり、思わず頷きかけてしまいました。よく分かります。つらいときってムリヤリ笑うと顔が引きつって何だか苦しいものです。だから、「ないてもいい」のだと。泣いてもいいから、勇気を出して。そういったメッセージが聞こえてくるような気がしました。
心がホッと温かくなる本でした。子供だけでなく、大人の方にもお勧めしたい一冊です。