この本は、子供が普段の日常の中で感じているかもしれない寂しさを、物凄く分かりやすく、伝わりやすく表現している作品だと思いました。
毎日忙しいとついつい、「後でね」等と言ってしまうことも有るかと思いますが、その時子供たちからすれば、「今見て欲しい、今構って欲しい」と思っているのかもしれません。
本の数分だけでも子供の言葉に耳を傾けてあげていればきっと子供も寂しくはないのだと思いました。
この本は、お母さんにも、お父さんにも、おじいちゃん、おばあちゃんや兄弟にも、誰にでも当てはまると思います。
「後」という言葉でその場を逃げずに、その時の数分を大切にしてあげることで、きっとさみしさが無くなっていくんだな。
そうこの本を読んで感じました。
とても素晴しい1冊だと思いました。