ぶどう酒びんのふしぎな旅」 みんなの声

ぶどう酒びんのふしぎな旅 原作:H.C.アンデルセン
絵:藤城 清治
訳:町田 仁
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\3,143
発行日:2010年04月
ISBN:9784061324244
評価スコア 4.86
評価ランキング 67
みんなの声 総数 21
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21件見つかりました

  • 影絵

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子2歳、女の子0歳

    アンデルセンが好きなので読みました。
    びんの人生といっしょに人間たちの様子も見えてきます。
    影絵がとても美しい絵本だと思いました。
    よくこんなに細かく表現できるなーと感心してしまいます。
    そんな影絵がたっぷり堪能できてよかったです。

    投稿日:2014/03/20

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  • 芸術

    初めて読むお話でした。
    お話と絵の魅力に、すっかりはまってしまいました。
    人生の悲しみも喜びも、両方描かれていて、まさに光と影で描かれる影絵そのものだと思いました。
    重なるようですれ違う物語は、本当に面白かったです。

    投稿日:2013/04/04

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  • 藤城さんの影絵絵本の出発点

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    私くらいの年代の方で、藤城さんの影絵を知らない人はいないのではないでしょうか?
    お名前を知らなくても、絵を見れば「あぁ、あの絵の!」と思われると思います。
    実はこの作品は藤城さんの絵本(影絵)作家としてのデビュー作であったものを近年リニューアルし、カラー化させたものだと、後書きを読んで知りました。
    1ページ1ページが本当に美しい影絵で、改めて藤城さんの影絵の世界を堪能しました。
    特に素晴らしいと感じたのは、毛皮商の娘さんと凛々しい婚約者のアップのシーンの、お嬢さんが着ていたドレスの描き方!
    レースの細かい部分など影絵ならではの手法が素敵でした!
    うちの子は「(ぶどう酒びんが)ろうそく台になったシーンが素敵」と、いっていました。

    アンデルセンのお話はいくつか読んでいましたが、この話は知らなかったので、ストーリー自体もとても新鮮でした。
    物語の前半に登場した毛皮商人の娘さんの晩年があの人になるなんて、いったい「ぶどう酒びん」が知らなかった間、彼女にどんなことが起きたのでしょうか?

    絵が素晴らしいので、魅入って読んでしまいましたが、結構長いお話です。読み聞かせなどに使うよりは、一人読みしてじっくり読みたい作品です。

    投稿日:2011/09/07

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  • お互いが気づかないで・・・・

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    藤城清治さん86歳の最新作は60年の時を経て、再びこのお話をカラーにして、経験と技術と感動を込めて作り上げたものでした

    これが影絵かと思うほどの繊細さが、見ているものを感動させずにはいられません

    アンデルセン童話はすべてのものに命を吹き込み人生を描きだすと作者が言っています

    今では、欠けてびんの首だけになってしまったぶどう酒のびんが、わが人生をふりかえりながらの語り口は、中高年の世代に共感を得るのではないでしょうか・・・・?

    「この世の中には、お互いに気がつかないで、通り過ぎてしまうことが、たびたびあるものです」の言葉には自分自身の生き方にもう一重深みを感じさせるものでした
    あわただしい現代社会ではありますが、もう少しじっくり生きても良いのかなぁ〜と

    投稿日:2011/06/15

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  • アート

    • しのべさん
    • 30代
    • ママ
    • 茨城県
    • 女の子1歳

    少し値が張るので、購入を迷いましたが、買ってよかった本です。
    ビンが主人公なのですが、ビンを取り巻く人達の人生が深み与えています。
    アンデルセンのお話は勿論面白いですが、藤代さんの絵の美しさがめを引きます。
    大人向けですが、素晴らしい絵を見ていても十分子供の情操教育になりそうです。

    投稿日:2010/07/27

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  • 美しすぎる!

    今は割れて半分になってしまった、ワイン瓶が生まれた時からのお話し。
    アンデルセン物語という事ですが、はじめて読みました。
    少し長いお話しですし、よくあるハッピーエンドでもありません。
    でも、飽きる事なく何度もこの本を開いてしまうのは、やはり藤城先生の影絵の素晴しさ、美しさでしょう。

    小学校中学年ぐらいからなら、話しの内容も分かると思います。
    ちょっと難しいかも知れませんが、このようなお話しこそ、美しい絵と
    共に、子供たちに記憶して欲しいです。

    職場の売店を通して購入したのですが、期せずしてサイン本が手に入りました。私の一生の宝物です!

    投稿日:2010/07/27

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  • 影絵の可能性

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子16歳、男の子14歳

    アンデルセン原作の「びんの首」という童話を抄訳した作品。
    藤城清治さんのカラーの影絵がとても美しいです。
    ガラス工場で生まれたびんは数奇な運命をたどり、
    最後にはびんの口だけの姿のなるのです。
    そのびんの回想記になります。
    最高級品というラベルが貼られ、ぶどう酒を注がれたびんは、
    婚約の場に立ち会ったり、航海のお供だったり。
    そして、長い年月の放浪の末、びんが辿り着いた人物との接点は切ないですね。
    びんの質感、衣装の素材感、水辺の描写など、影絵の可能性を見る思いでした。
    なにより、アンデルセンの描く童話の世界にはぴったりです。
    ディスプレイにも十分できますね。
    実は私も読んだことがなかった童話でしたので、感動もひとしお。
    アンデルセンの童話をじっくりと読んでみたくなりました。

    投稿日:2010/07/25

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  • 幼い頃に読んだ記憶が、挿絵とともに蘇り

     今は、下半分が割れてしまい、コルク栓をして逆さまに鳥籠に付けられて水入れとして利用されているびんの首が、ワイン瓶として生まれてからの物語です。
     アンデルセンは、『びんの首』というタイトルで執筆しました。
     この作品に取り掛かったきっかけも、友人の枢密院顧問官ティレー氏の冗談話からと聞きました。
      幼い頃に読んだ記憶が、藤原先生の挿絵とともに蘇ってきます。
      あの時も、この挿絵があったかのような気がしてきます。
     
     とにかくため息の出てくるような美しいカラーの影絵です。
     ご自分の原点がアンデルセンであるとおっしゃるのが伝わってくる、丁寧で愛情あふれるエネルギッシュな作品だと思います。

      さっそく購入し、我が家のお気に入り棚に入れることにしました。

    投稿日:2010/06/22

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  • とても幻想的です

    娘に汚されるのはもったいないですが、いつも見ている絵本の絵ではないものを見せようと思い遠巻きに見せています。  
    ぶどう酒のびんがめぐりめぐって、持ち主に戻ってくるという話ですがいつの間にか、ぶどう酒のびんの気持ちになり、読み終わったときに涙がでてきました。

    子どもの頃、童話をよんで味わった不思議な感じがよみがえってきて懐かしい気持ちになりました。
    版画の絵がとても幻想的で、絵を見ているだでも話の内容がわかり豊かな気分を味わえる絵本だなと思いました。

    投稿日:2010/06/22

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  • ゆっくり楽しみたいです

    私が子供のころ、叔母が「暮らしの手帳」を購読していたので、そのころから藤城さんの絵には興味がありました。大人になってから、きり絵の制作過程を知って驚きました。原画も見たことがありますが、細かさ繊細にびっくりしました。この本でも、レースの繊細さ、葉っぱの細かさ、背景のグラデーションなど、ため息がでるような美しさです。

    原作はアンデルセンで、主人公がブドウ酒のびん、というのもファンタジックでいいなと思いました。鳥かごの中、夕日をあびながら海をただようびんを見ていると、びんのつぶやきが聞こえてきそうです。
    ゆっくりゆっくりとページをめくって楽しみたい絵本です。

    投稿日:2010/06/13

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