ある秋の日に、主人公のたっくんは、おじいちゃんの庭のお掃除を始めました。
ほうきで落ち葉を集めるのですが、上手くできません。
その時、誰かの笑い声がしました。
「ははは。 へたくそだなあ」
たぬきでした。
二人は、落ち葉集めの競争を始めました。
この絵本は最初から最後まで喜びにあふれていて、まるで幸福な子どもの一日のようでした。
たぬきとの競争もいつの間にか遊びに変わっていて、全てのページが楽しそうです。
この絵本を読んだ全ての子どもたちが、
「いいなあ」
ではなく、
「ボク(ワタシ)も、したことある!」
とか、
「ボク(ワタシ)も、今度しよう!」
と言ってくれたらと思います。