図書館の夏休み高学年向けのお勧め本の一冊です。
前から読みたいと思っていた本だったので、息子に読み聞かせしてしまいましたが、内容的にはちょっと早かったなあと思いました。
まあ、不思議なコンビニのお話ということで聞いていましたが。
私は単行本の方で読んだのですが、今は文庫本でも出ているようで、この続編はすべて文庫本のようです。
絵が単行本と文庫では違うようですね。単行本は名倉靖博さん。
コンビニのお兄さんが中性的な感じがあり今風のイケメン店員さんっぽいです。
私が読んだのは「街かどの魔法の時間」という第一弾で短編が五編です。
「手をつないで」の母親が子ども時代に愛されなかったということで、えりかの大切な人形を捨ててしまうのが切なかったです。
こんな風に思ってはいけないのかもしれないのかもしれないけれど、母親なら子どもに我慢させないてほしいなあって思ってしまいました。
えりかがとても優しい子で、もっと母を理解してあげなきゃというけなげさがあるので余計にもっとお母さんがんばってと思ってしまうのです。
余命わずかな猫が人間になりたいと願う「あんず」がとても切なかったです。「桜の声」は主人公の年齢が他の話に比べて高かったせいもあり、大人っぽい印象がありました。
高学年から大人までいけそうな話で、夫が熱心に読んでいました。
続編も読んでみたいです。