私自身もそうですが、この絵本は大人の読み手のほうが多いです。
読み聞かせなどで使うなら小学校の高学年から。
でも、しいて言うなら小学生のお子さんより、アパルトヘイトや有色人種差別などの歴史を習う中学生や高校生のお子さんたちにぜひ読んでもらいたい1冊です。
この作品は時期ははっきり書いてありませんが、黒人解放運動が一応終結した後のころの時代が舞台のようです。
「奴隷」ではなくなったけれども、まだまだ明るい未来などない。そんな場所で一人の少年の小さな想いがとても熱く描かれていて素敵でした。
最近は写真と見まがうぐらい写実的なイラストを描かれる方が増えてきましたね〜。
うちの子どもも表紙絵を見てびっくりしていました。