息子が最近はまって読んでいるシリーズです。
つられて私も読んでみたのですが、漫画で紹介されているので、
読みやすいですし、とてもわかりやすいですね。
フルカラーではありませんが、ところどころで頻繁に
カラーページが盛り込まれていて、白黒のページの方が
少ないぐらいで、贅沢な感じがしました。
個人的に、二宮金次郎といえば学校の敷地内にある、銅像の人。
子どもの頃から、働きながらも学問を続けた勤勉家であって、
副題になっている「農業の発展に尽くした偉人」であることは、
これを読んでみるまでは全く知りませんでした。
「困っている時は助けあうもの」という父の姿、
「学問は物事を考えるもとになる」ということを知り、
働きながら熱心に本を読むようになった経緯、貧乏の癖に
本を読むなんてとバカにされつつも、二宮家を立て直す一心で
小さな努力を続ける姿、なるほど、学校の銅像にもなるはずだと
頷けました。
「積小為大(せきしょういだい)」という言葉は、とても心に
残りました。まさに、二宮金次郎の生き方を表していると思います。
学問によって、考える力を蓄え、色んなアイデアでピンチを
乗り切って生き抜いた二宮金次郎の姿、今の子ども達にも知って
欲しいなと思います。是非、学校の蔵書にしたい一冊です。