写真家・今森光彦さんの写真絵本です。
私は元々あまり細かいことまで区別しなしし、個々の名前を覚えるのがとても苦手なので、
作者の今森さんが、「赤トンボ」たちを細かい違いを絵にして描いてくれていますが、羽の模様はともかく、昆虫の胸の筋の違いなど、描かれて説明されていても、よくわかりませんでした。(残念)
それでも、ちいなさ赤トンボの一生を、丁寧に、分かりやすく描いてくれている(写真がメインですが)、今森さんの絵本はとても好きです。
自然界や動植物への愛情が、今森さんの取られた写真から、すごく伝わってきました。
写真の上に活字が載ってしまっているページが多く、よく読みこんでいかないと、読み語りに使うのは、読み手には反射してよく見えないと思います。
学校などの読み語りに使うのでしたら、高学年から。
どちらかというと、1人読みで、じっくりゆっくり、眺めて堪能してほしい作品です。