鬼の子「ドン」と人間の子「こうちゃん」はイタズラ者でそれぞれ家を追い出されてしまいます。
なぜかタイコを持っていたのでいつのまにやら太鼓合戦に。
お互いのお父さん、お母さんも出てきてついには「鬼対人間」の太鼓の叩きあい。かなり奇想天外なストーリーです。
それにしても太鼓の音の表現方法がこんなにたくさんあるなんて!いろんなリズムと擬音語で読み手もウキウキワクワクしてきます。作者の山下さんが音楽家と聞いて「なるほど〜」と納得。長さんの独特の絵も楽しさを倍増させてくれます。偶然にも「ドオン!」と合った太鼓の音にみんなが笑うページにはこちらも思わず笑ってしまいました。太鼓と同じようにいろ〜んな笑い声があるんですね。
大きな声で「ドオン!」と叫ぶと気持ちもスッキリ、楽しいですよ♪