「復刻版 ちいさいモモちゃん2 ルウのおうち」 みんなの声

３歳前娘も可愛がっていたぬいぐるみに意地悪をするようになりました。
しかも、ゴミ箱に捨てるんです。
何度か諭してもだめで、お灸を据えようとゴミ箱から拾ったぬいぐるみを
隠したのですが、娘は探すそぶりもせず２週間が経過！！
母の方が焦っていた時、朝のテレビ絵本でこの絵本が流れたのです。
娘には、まるで自分の事のような衝撃があったようでした。
そんな時、なにも知らない祖母からこの本をもらって、喜ぶ反面、心中複雑な娘。

「くまのコールテンくん」と共に読んであげるとかなり影響があり、
探すそぶりさえなかったぬいぐるみをを、探すようになったのです。
ぬいぐるみが帰ってきたときには
「よかった・・・・。」と小さな声で涙ぐみながら抱きしめていました。

母の言葉より絵本のほうが娘の心に届いた例でした。

自分が大好きだった、モモちゃんシリーズ。
小学校の４年生ぐらいまで、このシリーズが、
世界中のどの絵本よりも大好きでした。

まだ４才の息子には、早いかも、と思っていたところ、
図書館で、モモちゃんの絵本に出会いました。

子供って、時に残酷なことをいいますよね。
モモちゃんも、ルウに、「おうちへかえりなさい」
なんて言ってしまいます。
でも、それは一時だけのこと。
すぐに大切な友達を探しに森へ出かけます。
この素直さが、大人には、ちょっとまぶしいですよね。

何冊か、その後モモちゃんの絵本を借りましたが、
息子の一番のお気に入りは、最初に出会ったこの絵本です。

さあ、息子も、そろそろ「小さいモモちゃん」デビューしてみましょうかね。

子どもは時々意味もなく他の子に意地悪したりします。娘はよく親友から悪い言葉をいわれたりするようですが、次の日になるとやっぱり一番の仲良しみたいです。
意地悪されたにもかかわらずももちゃんの椅子をちゃんと用意してあげる、ルウの子どもならではの無邪気さも嬉しいところです。（大人はこうはいきませんよね）それにわたしが好きなのは、「ももちゃんはルウにごめんなさいっていいました」といわないところです。
二人でおいしくパンを食べたらそれでもういいもんね。

小学校の低学年の頃、仲の良かった友達が愛読していて、「ちいさいモモちゃん」シリーズを読んだことがあります。
その時は文庫本だったので、ちいさい女の子が出てくるわりに、すごく難しいお話のような気がしたのですが、こうして、絵本で読んで見ると、モモちゃんの子供らしさがストレートで伝わってきて、とても懐かしかったです。
今回のお話は、赤ちゃんの頃から大切にしていたクマのぬいぐるみ・ルウと遊んでいたモモちゃんが「ルウなんていらないもん。おうちへかえりなさい」と言ったことで、ルウがホントにどこかへ行ってしまって、モモちゃんが一生懸命ルウを探しにいくお話です。
モモちゃんの子供らしい意地悪な言葉、それでもやっぱりルウを探しに行く純粋さ。
小さい子が等身大で、読める作品ではないでしょうか。

わたしが生まれるよりもまえの絵本。でも、時のながれをまったく感じなくて、色使いも絵のタッチも、いまの絵本とかわらない、というより先をいっているような美しさで、もちろん話もすてき！　復刻シリーズ３作、すべてが大好きですが、１冊だけならと思って「ルウのおうち」を選びました。わたしの感想ばかりですが、うちの子も何度も何度も、じっと聞きいっています。こんな素敵な絵本は、きっと娘が子どもをもつようになっても、ずっとずっと受けつがれるんでしょうね。

モモちゃんは赤ちゃんの頃から可愛がっているクマのぬいぐるみルウに「おうちにかえりなさい」と意地悪をしてしまいます。
本当に出て行ってしまったルウを探してあちこち探し回り、モモちゃんはルウを見つけます。

大切なのに意地悪をしてしまうのって愛情の裏返しなのかしら？
ルウが可哀想だなと思っていたらモモちゃんが一生懸命探してくれたので、何だかホッとしました。
見つけたときにルウが家を作り、モモちゃんのいすも準備していた所が何だかとてもよかったです。

子どもの頃、夢中になって読んだ童話「ちいさいモモちゃん」シリーズ。もう、４０周年なんですってね。（年とるわけだ〜。笑）
これは、テレビ絵本で奥菜恵さんが読んでくれてました。ちょっと甘ったるいような、優しい声がぴったりでしたね？
大事な親友、くまのルウにいじわるを言ってしまったモモちゃん。いなくなってしまったルウをさがして・・・？
反抗期真っ盛りの次女（２才８ヵ月）にも、こういうことよくあります。こういう体験を繰り返して、優しさとか思いやりとかわかるようになるのかな。
こういう積み重ねがなくて、大人になってしまうと、重大事件とか起こしてしまうのかな？

ももちゃんは、とっても身近な女の子に感じます。
大事な大事な、ルウと言う縫いぐるみに意地悪な言葉を吐きつけてしまいます。これって、よくうちの４歳の息子もお気に入りの犬の縫いぐるみにしてしまいますから・・・。
可愛がったり、意地悪したり、まるで兄弟の感覚？なんでしょうか？でも、本当は大事でいつもそばにいて欲しいんですよね。
それが息子も分かっているから、この絵本を頷いて読んでいました。

モモちゃんはぬいぐるみのくまルウにいじわるばかりします
そして、「おうちにかえりなさい」っていっちゃった
ルウはおうちに帰っていきました
そのことを知ったモモちゃんはルウを探しに森の中にいきました
すると、ルウはそこにいました
おうちがないので自分で家をつくっていたのです
モモちゃんの座るいすもありました
モモちゃんはルウと一緒にいすに座ってパンを食べました
モモちゃんが赤ちゃんの時からいるルウ
いじわるしちゃっても本当は大事なお友達なんですよね