おおかみのウルが、おひるねもりで、お昼寝中のこぶたを発見。数えてみると、あまりにも多くて数え切れません。これだけのごちそう、ひとりでは食べきれないと、友だちを誘いに行くのですが…
なんとお友だちのガルルもおひるねもりで、素敵なものを見つけていたのです。ウルにも分けてもらいました。そして今度は、お友だちのペロリのところへも行きました。そして、次のお友だちのところへ、また誘いに行きました。
お友だちを誘いにいくところがウルの優しいところ、そして、ちょっと笑えるところです。そんな友だち思いだからこそ、いいことがたくさん起きたのでしょうね。
おおかみのなんともいえない表情や、心が温かくなるお話に、読みながら、とっても幸せな気持ちになりました。
みんなが心から「きょうは、なんてうんがいいんだろう」と口にできるところが最高です。
著者の描くおおかみは、なかなか味のあるキャラです。
そして、最後のガルの表情にも、ご注目!