昔「ER」をたまたま見ていた時に、ドラマの中で、小さな子供が飽きないように病院の職員が読んであげていた絵本が、見覚えがあるなあと思ってよくみてみたら、この絵本でした。アメリカでも人気のある絵本であることが、何気ないこのシーンでよくわかりました。当時4歳の娘も自分でこの絵本を読んでいました。私は、他のマーガレット・ワイズ・ブラウン作の絵本と絵やシーンがリンクしているところが気になって、彼女の本を集め始めました。娘は、本と本との関連性にとんと興味を示しませんでしたが、一つ一つの作品の面白さを楽しんでいるようでした。そして数年後、念願の原書をみつけたので、即買い求めました。英語を勉強し始めた娘が、長期休暇の時に、英語の絵本を読む宿題が出ていたので、簡単な英語が丁度よかったからです。原書を娘に渡した時、見たことあるようなと言っていたので、小さい頃に読んでいた本の原作であることを教えてあげると、それまですっかり忘れていた記憶が甦ってきたようでした。インパクトのある絵は、それぞれの時を繋いでくれているように思えました。