「ぼく」のおじいちゃんは病院に入院中。「ぼく」が訪ねて行くといつも昔話を始めます。「どんなに自分が幸せな人生を送ってきたか」ということを!そして、物語はおじいちゃんの回想に。
ところはドイツ。大戦中はナチスドイツとして、ユダヤ人への迫害が当たりまえのように行われていた頃、おじいちゃんは小学生くらいだったようです。友だちの胸には「ダビデの星」が!(おじいちゃんはしてないって、ことはユダヤ人ではなかったのかな?)このともだちは「あるとき、ふいにいなくなってしまった。それっきりさ。わしはすごくかなしかった。」と、いう文で語られています。
おじいちゃんが「うまく」いってきた人生を文字通り影ながら見守ってきてくれたのは、天使でした。絵本のいたるところに、おじいちゃんを助けたり、心配したりする天使の姿が描かれています。こんな天使がホントにいたら、素敵ですねー。(でも、天使の仕事としては大変かも?)お薦めです!