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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

クリスマスのまえのばん」 みんなの声

クリスマスのまえのばん 作:クレメント・C・ムーア
絵:ウィリアム・W・デンスロウ
訳:渡辺 茂男
出版社:福音館書店
税込価格:\1,980
発行日:1996年10月
ISBN:9784834013702
評価スコア 4.53
評価ランキング 7,163
みんなの声 総数 18
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  • 黒の衣装

    今年デュポアザンの本(『クリスマスのまえのよる』)が加わりしかけ絵本も加えると『クリスマスのまえのばん』は、現在6冊になるのでしょうか。

    一度全部を比べてみたいと思っています。この本のセントニコラスの衣装は黒なんです。

    日本の子どもたちはセントニコラスというよりもサンタクロースの方が馴染みがあると思うので、この本にある前書きで背景をよく理解してから読むといいと思います。

    でっぷりしたセントニコラスのお腹がとても目をひきます。

    遠足でもそうですが、クリスマスも待っている間の時間もすでにクリスマスを楽しんでいるとても大切な時間です。

    そんな時に家族で一緒に読んでみたい本が『クリスマスのまえのばん』かな。

    「しあわせなよるになりますよう」とあるように、子どもたちが幸せなクリスマスを迎えられますようにと祈りたくなります。

    投稿日:2011/12/18

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  • 絵の楽しさが溢れ出た作品

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    1823年12月23日に、ニューヨークのある新聞社に投稿されたクリスマスの詩。
    作者のクレメント・C・ムーアが自分の子供のために書いたもので、公表の意思はなかったものの、友人があまりの素晴らしさに感銘して内緒で投稿した曰くつきの作品です。
    今回の作品の絵は、ウィリアム・W・デンスロウが1902年に描いたもの。
    デンスロウは、オズの魔法使いの絵を描いたことでも知られています。

    面白いのは、サンタクロースが毛皮をまとっていて、赤の服を着ていないこと。
    サンタクロースのイメージは、1931年にコカ・コーラ社が自社のコーポレートカラーの赤と白に合ったサンタクロースを宣伝キャラクターとして起用したことから世界中に定着したとされており、それ以前は、色々な服を着たサンタが存在していたようです。

    クレメント・C・ムーアの詩を元にした絵本は、邦訳されたものも多々あります。
    1912年 ジェシー・W・スミス、1980年(1999年に新装版) ターシャ・テューダー、最近では、リスベート・ツヴェルガーや、仕掛け絵本でニルート・ブタビバット等、実に沢山の作品が邦訳されています。

    今回、読み比べをしているのですが、この絵本が良いのは、何と言っても絵が楽しさに溢れているということ。
    サンタクロースがお茶目というのも良いし、擬人化したお月様なんて、これが100年以上も前のものとは、とても思えません。
    今見ても、とても斬新な構図で描かれていると、誰しもが思うのではないでしょうか?

    この作品は、絵が他のものよりもマンガチックな分、子供に受けが良いと思います。

    投稿日:2011/07/25

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  • 元祖のクラシカルながら新鮮味のある作品

     原作者は同一で、たくさん同じタイトルの作品が出ていますが、やはり1902年に、ウィリアム・W・デンスロウの絵のこちらの作品が、私の一番お気に入りです。
     日本では、1996年初版本が出ていますが、箱型のカバー、布地の装丁、開いた絵のアメリカ古典的色彩に時代を感じつつ、とても有難い気持ちになります。
     手に入れられるなら孫にまで残しておきたいと思います。

     さて、お話は、作者クレメント・C・ムーアが子どもたちを喜ばせようと「セントニコラスの訪れ」と題する、楽しい物語詩を書き、クリスマス前夜にやって来るセントニコラウス(サンタクロース)のことを語っています。
     4世紀の東ローマ帝国時代小アジアにいた聖人、聖ニコラス(セント・ニコラウス)がモデルです。
     不幸な人々を助け、数々の善行を施したといわれる、徳の高い司教さんです。
     彼の施しの中で、金貨を屋根に上り煙突から投げ入れたため、暖炉のそばに掛けていた靴下から翌朝金貨を家の人が見つけたお話もあります。
     この物語詩が、「クリスマスのまえのばん」として、アメリカの古典となったそうです。
     ベーシックなお話で、余計なアクセントはなく、まさしくイヴの夜のワクワク感が、描かれています。

     サンタクロースも黒いボアの縁取りのコート姿で、白いお髭もそんなにふさふさでも長くもありません。
     でも、これが元祖サンタクロースです。
     5歳の息子に読んだ時に、「サンタさんはだんだんお髭ものびて、コートもあったかな真っ赤なコートに変わったんだよ」なんていらぬ解説をしました(笑)。
     コートが赤色に変わったのは、モデルであるセントニコラウスの司教服の色からとも言われています。
     司教というのは自分の命を投げうってでも人々の幸福に尽くすことが使命、その覚悟を示す意味で血の色の服が正装と決まっていました。

     たくさんの時間を経てサンタクロースは、現在のスタイルになっていますが、元祖のこのクラシカルながらどこか新鮮味のある絵本を、一度は開いて見ることをお薦めします。






    投稿日:2010/11/07

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  • 1822年の詩、1902年の絵

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子15歳、男の子12歳

    ムーアの詩にはいろいろな画家が絵を添えていますが、
    その中でも一番古い挿絵でしょう。
    確かに古風ですが、実にモダンな迫力があります
    色調もちょっと斬新に感じました。
    もちろん、登場するセントニコラスはムーアの詩の通り、
    今のサンタクロースとは印象が違います。
    アールヌーボー調の装飾の凝った、そしてやはり、
    アメリカのお国柄がにじみ出ているようでした。
    とにかく、セントニコラスの陽気さが伝わってきます。
    本文にも絵の装飾が多いので、見開きで見ると目移りしてしまいますから、
    物語の本筋を描いた右ページだけしっかりと見せるようにして
    読んであげるのがコツでしょうね。
    どっしりとした装丁といい、古典の味わいを感じました。

    投稿日:2008/12/07

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  • サンタさんの原点

    初版はとても古い本なんですね。
    お話は、1822年に出来たアメリカの古典で、このお話が、今のサンタクロースのイメージを作ったんですって。挿絵も今から100年以上前のものだそうです。

    クリスマスイブの夜。
    皆が寝静まっているそんなときに、外から物音が・・・
    見てみると、空には8とうのトナカイがひくソリにのった「セントニコラス」が!

    みんなが知っている、サンタさんのお話。
    原点は、ここにあったんですね。

    絵も、古さを感じさせず、むしろ古きよき時代のアメリカを思わせるおしゃれな雰囲気です。

    4歳の息子もとても気に入っている絵本です。
    クリスマスが近づいた頃に、ぜひどうぞ。

    投稿日:2008/11/18

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  • 絵が素敵です

    いかにも外国風な絵で素敵!と思って図書館で借りてみました。
    100年前のお話だそうでサンタクロースがセントニコラスと
    いうことでした。
    子供達には「サンタさんのことだよ」って教えながら読みました。
    子供達のイメージしているサンタさんとは衣装が違うけど
    子供達はあまり気にしてなかったようで楽しく聞いてました。
    お話の左のページが色々な絵が描かれていて
    私も楽しく読みました。ゆっくりと絵を見ながら楽しみ
    たいなぁと思った素敵な本でした。
    子供も楽しんでましたが大人のサンタ本って感じですね。

    投稿日:2008/01/03

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  • セントニコラスがやってきた。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子12歳、女の子7歳

    聞いたことはあったんです。もともとあったセントニコラスのお話が、アメリカで「サンタクロース」のお話になったんだと…。

    今さらですが、この絵本を読んで、初めてクレメント・C・ムーアという学者さんのこと知りました。
    また、今回手にした絵本は、「オズの魔法使い」の挿絵で超有名なウィリアム・W・デンスロウが描いたものでしたので、それはもう!見ごたえがありました。

    1ページ1ページが優しいポエムのようなリズムのある文章でしたし、子どもたちの眠る姿や、ちょっとおとぼけの(サンタを発見する)お父さんの表情も、素敵でした。
    現在の私たちが想像するサンタクロースは、大柄で、長いひげをはやしているイメージがあったので、最初のサンタクロースが、目がくりくりしている小人のサンタクロースというのは、ちょっと別人のように感じてしまいました。

    何はともあれ、とても素晴しい作品なのですが、子どもたちにはもう少し大きくなってから読んでもらいたい絵本ですね。

    投稿日:2007/12/10

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  • 100年前のクリスマスの絵本。

    くりすますの前の晩、みんな寝静まった頃、元気なこびとのおじさんが、空飛ぶソリでやってきました。
    約100年前の絵本なので、サンタクロースではなく「セントニコラウス」という名前になっています。服も赤くないので、小さなお子様には混乱させてしまうかもしれません。
    でも、おじさんのおちゃめな行動が楽しく、絵の面白さやセンスはむしろ斬新で素敵です。
    図書館でみつけた絵本ですが、自分用に購入しようと思っています。

    投稿日:2006/12/09

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