正直、こんなに面白い絵本だとは、思っていませんでした。
読みながら、親子で大笑いしてしまいました。
ストーリーもさることながら、ヴォルフ・エールブルッフが描く、主人公のもぐらクンがキュートで可愛い!
内容を読まずに表紙だけ見た時の印象は、もぐらクンの頭にのっているのは「帽子」だと思っていました。
そのくらい、自然に頭の上にのっていたんです。
もぐらクンが地上に顔を出した時、突然頭の上に災難(うんち)が降ってきました。
目の悪いもぐらクンは、誰が自分の頭にうんちを落としたのか分からず、出会う動物全てに「ぼくの頭にうんち、落とさなかった?」と、聞いて回ります。
落とされたうんちを帽子のようにのせたまま!!
もう、笑ったのなんのって(^^)
なぜ、なぜなの!取ってから聞けばいいのに、大事な証拠物件だったのかしら?
やっと、うんちを落とした犯人を突き止めたもぐらクンのとった行動が、また、笑えるんです。
仕返しに、自分もこっそりうんちを頭の上に落としてやるんです。犯人は、にっくき肉屋のにくやまにくえもん(犬)でした。(この辺は訳者の方の腕が光ってますねー)
イヤー、ほんとに面白い絵本でした。この冬の一押しです。