はじめは、百年もすごくがんばってる木。
どんな時でも、くたびれたようすも見せずにどうどうとしています。
本を読んでいる途中、その様子を見た子どもが 思わず言ったのです。
「死んじゃうよ〜」
そう、頑張ることがかっこいいと思っている木が
身近なひとと ダブったのかもしれません。
この本は、本当のかっこよさを教えてくれます。
つかれたときには、つかれたように・・・
つらいときには、泣いたって・・・
ありのままの自分が 一番いいのだと。
本を読み終えたとき、百年たったけれど
木がわらえてよかったと、子どもにもホッと笑顔がこぼれます。
とても大切なものを 見つけられる絵本です。