渡辺有一さんといえば、「ねこざかな」シリーズなど、私の中ではおもしろ系の絵本を描く作家さんというイメージなのですが、こういう絵本も書いておられるのだと思うと、少し意外でした。
青森のおばあちゃんから呼ばれて、一人夜行列車にのることになった私のお話です。
子どもが一人で夜行列車に乗る緊張感が伝わってきました。
自分から行きたいと思ったものの実際のってみると不安が押し寄せてくるという気持ちもよく理解できました。
ファンタジー的な展開もあり楽しめました。このファンタジー的なところに、いつもの渡辺さんらしさを感じました。
夜の海の漁船の絵がきれいだと思いました。
少し長めですので、年長さんぐらいからがいいと思います。季節的には、クリスマスの前ぐらいでしょうか。