自分が子供のころに読んで、何十年かぶりに再会して・・
一瞬でよみがえりました。
子供ごころに響いた、強烈な印象。
こんな絵本もあるんだー!というショック。
まるでドキュメンタリーのようなリアルな写真。
夜の病院の緊迫感。
それから盲腸への恐怖。
何より表紙の疾走する救急車。
(・・に、数字の「9」だけ赤いのが、今見るとかっこいい!)
そしてしっかりと刻まれてしまったお父さんの言葉
「ぶどうのたねははきださないと 盲腸になるって!」
これは事実かは分かりませんが・・・笑。
男の子の母となった自分が、初めて息子を夜間救急に連れていったとき、この絵本と重なりました。
お母さんの心配するきもち、今ならもっともっと分かります。
昔は「ゆたか」目線で読んでいましたが・・。
ちなみにこの絵本の話をしたとき、同じ歳の友人たちも
「あの絵本・・!」とやはり「ぶどうのたね」を思い出していました。
うーん、すごいです。谷川俊太郎さん・・。