テレビで中井貴恵さんが紹介していました。その時にも思わず寝頭が厚くなったのですが、7歳の息子にも(彼は幼稚園時代に読んだことがあるらしく)「ママきっとこの本読んで泣くよ」と言われました。主人公の男の子は小さい頃から犬のエルフィーと一緒でしが、だんだん成長するにつれエルフィーは年老いていきます。「ずっとずっとだいすきだよ」と繰り返し男の子はエルフィーに言いつづけます。別れの時が来ても、男の子は悲しかったけどショックではなかったのです。なぜなら、「だいすきだよ」と口に出して言っていたし、エルフィーもきっと分かっていてくれたと思っていたので。生きていると必ず来る別れの時という場面をやさしく描いたとてもいい本だと思います。